ここまでやれる!リノベ―ション最新事情

リノベ・オブ・ザ・イヤー 2016に見る

(3)リノベが、魅力的な「お宿」をつくる

昨今のインバウンド(訪日外国人旅行)増加による宿泊施設の需要の高まりからか、今年は「お宿」のリノベ作品が目立っていました。特別賞受賞の「開放感あふれるデザインモーテル SPICE MOTEL OKINAWA」(下写真参照)は、いかがわしい雰囲気だったというモーテルを洗練されたスタイルに変えた点で評価。ほかに「シーナと一平」もとんかつ店をインバウンド向けの「和のお宿」に変えるなど、さまざまな取り組みが見られました。

特別賞「インバウンド賞」受賞の「開放感あふれるデザインモーテル SPICE MOTEL OKINAWA」。沖縄独特の建築文化を宿しつつ、費用を極力掛けず、シンプルなたたずまいに仕上げています(画像提供/株式会社アートアンドクラフト)
ノミネート作品『北陸ツーリズムを生む地域密着型ホテル「HATCHi金沢」』。空きビルを丸ごとシェア型複合ホテルに再生(画像提供/株式会社リビタ)

ソフト面を大胆に追求した事例が目立つ

(4)住宅性能を高めることはリノベの使命でもある

築古の家は断熱性や気密性、耐震性などが基準に達していないケースが多く、そうした問題を解決するのはリノベの本質でもあります。特に寒冷地の住宅では断熱対策が必須。今年は北海道の性能リノベ作品が2部門で受賞するなど、性能リノベの需要の高まりが見てとれました。

(5)コンパクト物件を魅力空間に変える

暮らしづらい狭小空間を、住み手の暮らし方に合わせて快適空間に変えるのもリノベの腕の見せどころです。今年はコンパクトなリノベ作品も目立っていました。

特別賞「コンパクトプランニング賞」受賞の「家族4人のシェアハウス」。家族4人が暮らす58㎡のマンション。限られた空間に4つの寝室を設けたコンパクトプランです(画像提供/株式会社シンプルハウス)

特別賞「可動産リノベーション賞」受賞の「b-Caravan”旅する子ども部屋“」。キャンピングカーを移動ショールーム兼店舗に変えた楽しい事例(画像提供/株式会社ブルースタジオ)
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