好条件な男を選び放題な20代女子の「結婚観」
大事なのは自分に必要なものを見極める力だ

24歳、バリバリ働く女子が集まる食事会で必ず挙がる話題がある。それは「結婚」だ。
大人気漫画「東京タラレバ娘」はアラサーの恋愛がテーマになっている漫画だが、この漫画の影響力は、同じアラサーだけの範囲にとどまらない。私は自分たち(22歳~28歳くらい)のことを「ポストタラレバ娘世代」と呼んでいて、むしろこの世代への影響力のほうが大きいのではないかとさえ思う。
私たち「ポストタラレバ娘世代」は、"まだ見ぬアラサー"の悲哀に震えに震えまくっている。
「このままアラサーになっても結婚できなかったらどうしよう?」「結婚したくなったときにはもうイケてる男性は残っていないかもしれない…」「仕事は楽しいけれど、このまま仕事を楽しんでいいの?本当はもっと恋愛しなきゃダメなのでは?」
後悔している先人たちはいつだって声がでかい。
「本当のイケメンたちはすでに大学時代の恋人と長い付き合いになっているものだ」「25歳までにいい人に出会っていたほうが良い」
なんてことを無責任に言ってくる。この間までキャリアのことで頭がいっぱいだったのに? バリバリ働く女性があんなにキラキラして見えていたのに?大学時代に就活が終わり、就職が決まって働き始めたその瞬間から、私たちはまた社会人としての恋愛と慣れない仕事の間で思い悩むのである。
結婚はいわゆるカードゲーム?
結婚は、実に難しいゲームだと思う。今手元にあるカードでいつでもあがれるけれど、次に引くカードが自分にとって1番いいカードになるかもしれない。市場にはもっといいカードがあるかもしれない。隣のあの子はもっといいカードを持っているかもしれない……。