憧れの都心暮らしを叶えた人が「捨てたもの」

常識を手放すとうまくいく

「刺しゅうやビーズで飾られた小さなバッグやポーチが大好き」というかみてさん。繊細なパーツが傷ついたり、大きなバッグの間に紛れて行方不明になったりしないよう、ふたつきのカゴに入れて保管しています

「その代わり、好きでもないのに“なんとなく持っているもの”は積極的に手放しました。なんでもかんでも手放さないといけないと思うと苦しいけれど、大好きなものを持つためという目的があれば、思いのほかスムーズに運ぶものですよ」

帯はあえて1枚ずつ「たとう紙」に包み、重ねて収納しています。「たとう紙」に包むことで、必要な帯をするりと引き出すことが可能に。ラベリングしておけば探すのもスムーズです
ダイニングスペースの近くにある収納場所なので、食卓で使うガスコンロもここに収納。トレーの上にコンロを乗せておけば、トレーを引き出すだけで取り出せる上、戻す負担も最低限ですみます

新たな趣味のためのスペースは

収納スペースの密度を上げるには、ものを「フックで吊り下げる」「立てて収める」「箱に入れて収める」「箱同士をスタッキングする」などの手法も有効。収めるものに合わせて最適な収納方法を選ぶのがポイント

都心に引越してきてから、かみてさんの新たな趣味となったのが歌舞伎や文楽の観劇です。そのため、もともと好きだったという着物のコレクションも増えました。専用の家具は場所をとるため持たないと決め、着物はベッド下の引き出しに、帯は備え付けの収納スペースの1段に収めています。

「効率的にものを収納するには、スペースの無駄を徹底的に省くことがポイントです。収めるものに合わせて収納スペースの棚板の数を増やしたり位置を変えたりするだけでも、収納の密度をうんと上げられるから、より多くのものが収まりますよ」というかみてさん。

収納の密度を上げるといっても単に詰め込みすぎると、探すのも大変、出すのも大変、戻すのも大変の三重苦に。収納力だけに注目するのではなく、自分の片付け癖に合った収納の仕組みをつくることで、狭い家でも暮らしやすくなるといいます。

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