新鮮!「食」を追求するとオフィスはこうなる

「みんなでランチ」は仕事上、重要だ

というわけで、こんなすてきオフィスをつくってしまった張本人に話を聞いてみることにした。

クレイジーのチーフアートディレクター・林隆三さんだ。

一番大事な「食の空間」に、最大の時間とコストを投入

【画像9】オフィスリノベーションは林さん指揮のもと、全スタッフ総動員で行われた(撮影/片山貴博)

――全部がかっこいいオフィスですけど、特にこだわった部分ってどこですか?

「やはり2階の厨房ですね。最初にこの建物を内見に来たとき、自然光が一番よく入って気持ちいいフロアが2階だったんです。いい気が流れているというか。なので、僕らが一番大事にしている食堂、食の文化をここに持ってこようと」(林さん、以下同)

【画像10】厨房を預かるダイニングチームのみなさん。「食事を提供するというより“みんなの健康を守る”のが仕事。料理だけでなく健康診断の手配や体調についての相談も受けます」とのこと。社員にとって「保健室」みたいな存在なんだそう(撮影/片山貴博)

――確かにそこらの飲食店より本格的な厨房です。

「僕らにとって食事って事業よりもある意味大事な位置づけなんです。だからそこに一番コストと時間をかけましたね。みんなで集まってご飯を食べるっていうのはクレイジーの伝統で、創業当初は代表の森山自ら米を炊いていました。一番大事なのは自分の健康、その次が仲間とのコミュニケーション。そこは昔から1ミリもブレていない。僕もここに来て健康になったどころか、細胞レベルから変えられている感じがしますね」

なんと細胞から! いいな~僕も変えられたい。

業務を完全ストップし全社員でオフィスをリノベーション、その効果は?

――ここって、クレイジーさんが入る前はどんな建物だったんですか?

「もともとは繊維メーカーの工場、その後は倉庫として使われていたと聞いています。築30年なんですが、こういう歴史のある建物を自分たちでリノベーションして変えていくことに価値があるんじゃないかと思ってここに決めました。でも、コンディションは決して良くなくて、古さゆえの不備もたくさんあって……けっこう大変でしたね。エアコンも全部壊れていたし」

――そんなボロボロだった面影は今や微塵もないですね。

「でも、最初はけっこうヒドイ状態だったんです。2015年の3月に入居して、最初はとりあえず汚いところは目隠ししつつ使っていました。業務と並行してリノベーションして最終的に完成したのはその年の12月中旬。半分はプロの手も借りましたが、残り半分は自分たちでDIYしたんですよ」

次ページ「全員が共通の体験をする」
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