意外と知らない!住宅ローン審査の裏側

最近の傾向も押さえておきたい

■「勤続年数」

安定した収入がある人のほうが、返済能力の面でも安心。勤続年数が長いほうが有利といえるが、勤続年数の条件を「3年以上」とする金融機関は366件で、「1年以上」が639件。勤続年数が原因で融資を断られた場合、ほかの金融機関では条件をクリアできる可能性もある。

◯勤続年数(回答数:1218)
・1年以上(639)
・3年以上(366)
・2年以上(94)
※その他(199)

融資判断のラインは意外に低め

■「年収」

年収の条件で一番多いのは「150万円以上」(648件)、続いて「100万円以上」(311件)、「200万円以上」(104件)、「250万円以上」(14件)。融資判断のラインとなる年収は、意外に低めという印象だ。ただし、年収が条件をクリアしていれば希望の金額が必ず借りられるわけではない。一般的に、金融機関では年収に対する年間返済額の割合に上限を設けているほか、年齢や勤続状況、担保評価などさまざまな条件をチェックして、融資額の上限を決めているからだ。

◯年収(回答数:1209)
・150万円以上(648)
・100万円以上(311)
・200万円以上(104)
・250万円以上(14)
※その他(238)

住宅ローンの審査について、どんな項目の審査実施率が高いのか、どんな条件があるのかなどを見てきたが、多くの金融機関では、独自に設けている基準だけで決めるのではなく、借り入れを希望する人それぞれの返済能力を細かく審査したうえで融資の判断をしている。審査基準は金融機関によって違うので、断られたとしても、ほかの金融機関では審査に通る場合もある。自分の資金計画に無理がないかを確認したうえで、複数の金融機関に打診してみるのもいいだろう。

(文:田方 みき)

●参考
・国土交通省「平成27年度民間住宅ローンの実態に関する調査」結果報告書
・国土交通省「平成23年度民間住宅ローンの実態に関する調査」結果報告書

 

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