自撮り女子が見るインカメ越しのネット世界
わかり合えない「新しい世代」の私

自撮りは「アバター遊び」だ(写真:YsPhoto / PIXTA)
「自撮りの人」として、SNSなどで人気を博している、りょかち。彼女が綴った、自撮りへの思い、そしてネットに対するスタンスとは?
東京に来て、7カ月。働き始めて、7カ月。
ただでさえ環境が大きく変わる期間に、沢山の稀有な体験をした。
WEBの記事に沢山掲載された。ネットラジオに出演した。Twitterのフォロワーが1000人単位で増えた。時々見知らぬ人から、「自撮りの人!」「いつもTwitter見ています!」と言われるようになった。
自撮りをはじめたのは去年11月。たまたまうまく撮れた自撮りをTwitterにアップしたら反応がよかったので、定期的にあげるようになり、いつのまにかWEBの記事などに載せてもらえるようになっていた。
自撮りの自分は「アバター」だ
私にとって自撮りは、「アバター遊び」だといつも言っている。
ゲームなどで最初に設定する、自分を表すキャラクターである「アバター」。自分に似ているけれど、自分じゃない。自分の理想を着せているけれど、自分じゃない。仮想の世界を自分として生きてくれているけれど自分じゃない。
自撮りで撮れた自分はまさに私にとって、そんな「自分みたいで自分じゃない」存在なのだ。
トピックボードAD