家が片づく!「15分で27個捨てる」練習

捨てる判断がどんどん加速する

場所は、例えば「今日はクローゼットだけに集中」というように、物の数がかなり多く、収納や片付けに悩んでいるところから始めると良いそうで、次の事項を判断材料にして捨てる物をより分けます。この時も「8割の物は不要・なくてもなんとかなる」と意識して臨みます。

【捨てる基準】
・1年間使わなかった物で、今後使う予定のない物
・物理的に傷んでいる物(シミのある服、欠けている食器など)
・使いづらい物(サイズの合わない服、重いバッグ、特殊な形の食器など)
・数が余分にある物で、気に入っていない方
・大切ではないのに、思い出だけのために残している物
・嫌な気分を思い出してしまう物
・いつかなりたい自分になるための物(読んでいない自己啓発本など)

 

筆子さんは「私の場合、迷ったら捨てると決めました。先延ばしにすると、『捨てる?捨てない?』と意思決定する機会が余分に増えます。また、使っていない物を持っていても意味はないですから、『3年使っていなければ捨てる』というゆるいルールから始め、今は、1年使わなかったら捨てると決めています」と話します(1年使わなくても、何年か毎に使う物は捨てません)。

「捨てようかな?と考えている時点で、すでにそれは不用で邪魔な存在になっているわけですから、捨てても大丈夫、後悔したことや買い足したことはほとんどなかったですね」

1週間、この「プライムゾーンの8割を捨てる訓練」を実践していくと、家中の不用物が気になり始め、何とかしようと、捨てる行動がどんどん加速するというわけです。

大切なのは「物を捨てて自分がどうなりたいか」

捨てたいのになかなか捨てられない、という悩みを解消するためには、捨てる訓練で気持ちと行動を加速させることが大切ですが、「一番大切なことは、物を捨てて自分がどうなりたいか、どんな未来を得たいのかを強く心に記すことです」と筆子さん。

不要な物を捨てて部屋がスッキリすると、いつも気分良く過ごせます。物を探し回ることもなくなり、掃除も楽。集中力が高まり、物を持て余していたストレスがなくなるので、心身ともに健やかになります。そんな心豊かな暮らしを実現させたいと強く思うことが、スッキリさせる一番の秘訣なのです。

「人が暮らすのに必要な物はそんなにたくさんありません。『いつか使うかも』の『いつか』はたいていやってこないのですから」30年以上の紆余曲折を経て、物を確実に減らす方法に辿り着いた筆子さん。その言葉にうなずくばかりでした。

(文:金井直子)

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