家が片づく!「15分で27個捨てる」練習

捨てる判断がどんどん加速する

「そうしたリバウンドを何回も繰り返してしまった原因は、仕事や住環境、出産育児などで暮らしが変化したことと、『物を買えば今より生活が良くなる、楽しくなるという幻想』を抱いていたからなんです。シンプルライフを目指していたはずが、気づいたら再び物が増えていました」と筆子さん。

捨てて分かったのは「持ち物の8割は必要ないこと」

ミニマリストとは最小限の物で暮らす人のことですが、片付けの試行錯誤ばかりしていた筆子さんが、どうやって物を減らすことができるようになったのでしょうか。「たくさんの物を捨てて分かったことは、8割の物は必要なかったということ」と語る筆子さんに、その方法を伺いました。

まずは、自分がどうしてその物を捨てられないのか、自分でも気づかない心理を見つめてみることが大切です。

「私には、捨てたいのに捨てられない物がたくさんありました」。特に文房具、書類、本、製菓用品などが多く、その一つひとつに対し、「捨てる?捨てない?」の問答を何度もやったそうです。

そして、捨てられない物に共通点があることに気づきました。

・持っていればなりたい自分になれると思う物

「野望ガラクタは捨てにくいんです。野望ガラクタとは、それがあればなりたい自分になれると思う物のこと」。例えば、英語がペラペラな自分になりたいと思って買った英会話教材。それを捨てると自分の夢や希望をあきらめてしまう気がするので捨てたくないのです。

・いつか使うかもしれないと思う物

今使っていなくて存在すら忘れていた物でも、いつか使うかもと思って捨てられないのは、その物への執着があるためです。人には損失回避(物を失うことを恐れる)や授かり効果(手に入れた物を理由もなく高く評価すること)という心理が働いて、一度手に入れた物は手放したくなくなるのです。

・人からの頂き物・買ったときに奮発した物

使っていない、またはその物があまり好きではないのに、「人からの頂き物を捨てるのはその人に悪くて」「買ったとき、高かったからもったいなくて」といったケースも、よくある捨てられない状況ですが、大切に使いたいという気持ちがないのであれば、物に縛られているのだと気付くべきです。

これらの物は使っているなら手放す必要はありませんが、使っていないのに捨てられないから部屋がスッキリしないのです。

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