家族3人で50平米!狭さを感じず暮らすコツ

「ドイツ流」でこんなにも快適

ウォークインクローゼットにはオンシーズンの衣類だけを収納。保管サービス付きの宅配クリーニングを活用することで、オフシーズンの衣類や寝具の収納スペースを節約しています

洗面所と寝室の間にあるウォークインクローゼットには、洗面所側に夫の衣類を、寝室側にAkiさんの衣類を収納しています。朝の身支度や帰宅後の着替えなどは、洗面所に近いほど動きやすいと考え、Akiさんよりも片付けが苦手な夫に洗面所側のスペースを譲っているそう。

夫婦の衣類(右上の写真左)の向かい側下段(写真右)には、子どもの衣類を。低い位置にあるハンガーポールを子ども用にすることで、小さな子どもでもひとりでお着替えできるようになりました。

肌着類の収納用ボックスは、リビング・ダイニングで使っているのと同じ「IKEA」の「VARIERA(ヴァリエラ)」。中身が透けて見えないから、夫や子どもの管理している衣類が乱雑に入っていても見過ごせます

 洗面所内、洗濯機の向かいにある収納スペースには、棚板を増やしてボックスを入れ、家族それぞれの肌着類を収納。ハンドル付きボックスなら、引き出しのように使えます。乾燥した肌着類はたたまず、洗濯機から直接ボックスへポンッ! 最下段には洗濯カゴを置いて、洗濯物を洗濯機に入れる動線も短くしています。

Akiさんが結婚してから最初に住んだのは、約42m2のワンルームマンションだったそう。その後、30m2のワンルームに引越しても快適に暮らせていたことから、現在のお住まいを選ぶときも「広さ」の優先順位は低かったといいます。
新居に求めた条件は、1)住み慣れた立地、2)建物の優良性(住戸数、施工会社や管理会社の質など)、3)窓からの見晴らし、4)広さではなく間取りの使いやすさ、5)手ばなしやすさ。

住まいが足かせになって動けなくならないように

おもちゃの量が少ないことに、よく驚かれるというAkiさん。「少ないようですが、これでも毎日のように遊ぶおもちゃは全体の3分の1といったところ。量を増やしすぎないことで、子どもが自分で管理しやすくなると感じています」

「小さいころから引越しが多かったせいか、定住思考が低いんです。仕事で海外勤務の話があれば受けたいし、子どもが成長したら通学に便利な所に引越したい。そんなとき、大きすぎる家にたくさんのものを持って暮らしていては荷造りが大変だし、手ばなしづらい物件なら住み替えもままなりません。住まいが足かせになって動けなくならないように、自由であることを邪魔しないコンパクトな家に暮らしたいと思っています」

今は“今の自分”に合った家で暮らし、将来は“将来の自分”に合った家で暮らす。そんな風にシンプルに考えれば、いずれ必要になる“かもしれない”ものやことのために、はじめから大きな住まいで備えなくてもいいのかもしれません。

バラエティの豊かさを追うのではなく、一つひとつのものへの愛着を極める、Akiさんの「シンプルな暮らし」。身軽でありながら、ていねいな暮らしぶりは、小さな住まいに暮らす人たちのお手本になりそうですね。

(文:さいとう きい / 写真:片山貴博)

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