仕事のできない人が作るグラフは穴だらけだ

細かい気遣いを怠れば勝ち戦も負け戦になる

要するに、相手がミスリードしたり、「??」と思うことがないようにちょっとした気遣いをグラフに残すということです。

<「婚活に関心ある」にYESと答えた女性従業員>

※調査人数は160名(20代が100名、30代が50名、40代が10名)

そんな細かいところ、別にいいじゃないか……

このような話は、数字に強い人がよくする細かいツッコミ(屁理屈?)なのかもしれません。

「そんな細かいところ、別にいいじゃないか……」

あなたはそう思うかもしれません。でも、その思考回路は極めて危険です。グラフを作る際の数少ない「NG行為」と申し上げます。

一般論ですが、デキる人は資料の細部にこだわると聞きます。一流の人は、資料の中で使うロゴが1ミリずれているだけで作り直しを命じるそうです。私の主観も入りますが、その理由は極めてシンプルだと思います。そのくらい細部にこだわり、相手想いの仕事をしない人は、いつか重要な局面で今回ご紹介したような「穴」のあるグラフを見せ、失態を演じるからです。

「穴」のある資料は、勝ち戦を負け戦にする

『1分かかる説明が5秒でおわる “伝わる数字”のつくり方 Kindle版』(幻冬舎)。画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

私が企業に勤め、マネジメントのポジションに就いていたときの実話です。重要な取引をする相手を2社のコンペで決め、1社を選択する局面がありました。サービスレベルや見積はほぼ同じ。どちらの担当者にも熱意がある。でも、私は自信を持って一方を選択しました。その決め手は「資料」でした。一方の会社が見せる資料はとにかく細部が雑。今回ご紹介したようなグラフのちょっとした「穴」もありました。

「このグラフだけではそうとは言いきれませんよね」「この資料にはなぜ◯◯◯(数字)が明示されていないでしょうか?」

そんなツッコミをせざるを得ない資料だったのです。そういう仕事をする人物(会社)は、今後も重要な局面で必ずそういう雑な仕事をします。だから、選ぶに値しないと判断しました。いかがでしょう。それでもあなたはこのグラフの話を、「そんな細かいところ、別にいいじゃないか……」と思いますか。

☆明示すべき数字はしっかり明示する

☆「%」はミスリードさせやすい数字なので注意する

これに気をつけるだけで、あなたのつくるグラフに「穴」はほぼなくなります。

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