稲田防衛相が語る「福井県への自衛隊配備」

原発が集中立地する嶺南地域の整備は?

稲田朋美防衛相=21日(写真:福井新聞社)

稲田朋美防衛相は21日、福井新聞社を訪れ、インタビューに応じた。原発が集中立地する福井県の嶺南地域を武力攻撃の事態や国際テロの脅威から守るため「自衛隊が迅速に活動を展開できるよう、ヘリポート整備に前向きに取り組んでいきたい」との考えを示した。

日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、「国民の生命と財産、領土領海領空を守るため、緊張感を持って職務に専念している」と力を込めた。

嶺南地域への自衛隊配備は、エネルギー安全保障や災害対応の観点で県などが強く要望している。「福井県は日本最大の原発立地県でもあるし、国際テロの脅威や事故の対応に万全を期さなければならない。福井県だけでなく、日本全体の問題として取り組んでいきたい」と述べた。

国民の生命と財産、領土領海領空を守るため

日本を取り巻く安全保障環境に関しては「北朝鮮のミサイル発射、核実験の頻度が増し、中国も南シナ海、東シナ海で力による現状変更を進め、6月には中国の軍艦が尖閣の接続水域に初めて入った」と、厳しさが増す現状を指摘した。その上で、日米両国で共同開発を進める新たな海上配備型迎撃ミサイルの配備に向けた取得費用を、防衛省が2017年度予算の概算要求に盛り込む方針に触れ、「中期防衛力整備計画(中期防)に従い、しっかりと態勢を整えていく」と強調した。

8月15日の終戦記念日に、靖国神社参拝を見送ったことについては「心の問題だと思っている。今までも、行くとか行かないとか、いつ行くということは、お話をすべきではないと思ってきた。安倍内閣の一員として、適切に行動していくということに変わりはない」と述べた。

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