仕事のできない人が作るグラフは意味不明だ

伝えたい「メッセージ」はいったい何ですか

前回もうひとつ作成した円グラフも、少し手を加えてみましょう。

伝えたい数字をフォーカスせよ

<月別 販売数量のシェア>

ここでも、相手に伝えたいメッセージを「書籍という商品は“初速”が大切です」だとします。このままの円グラフでもそれは十分伝わると思うかもしれませんが、それは伝える側の思い込みです。いきなりこのグラフをパッと見せられたら、数的感覚の強い人ほど、1ヶ月目の0.2%という小さい数字に注目してしまうかもしれません。もし私なら、1ヶ月目の数字は除外して2ヶ月目の数字を「実質的な1ヶ月目の数字」と定義し、このようなグラフにしてプレゼンテーションします。

<販売数量シェア:発売から2ヶ月間>

「ご覧の通り、発売から2ヶ月でおよそ7割を占めます。やはり、書籍という商品は“初速”が極めて重要ですね」という説明もできます。グラフの情報とプレゼンターの説明内容が一致しているので、聴き手にとってとてもわかりやすい説明になるはずです。

今回のまとめです。

☆伝えたいメッセージをグラフに込める

☆グラフの情報と口頭の説明内容が一致しているプレゼンを目指す

この「ひと手間」ができない人などおそらくいません。でも、していないビジネスパーソンは少なくないように思います。プレゼン上手な人ほど、基本的な「ひと手間」を惜しみません。面倒くさがらず、しっかりやりたいものですね。

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