芦屋市が「屋上広告を全面禁止」の影響度

日本一厳しい規制?

【画像5】広告物誘導特別地域の案内誘導広告物ルール。集合看板は形状や色彩、意匠なども統一することが求められる(画像/「芦屋市屋外広告物条例の手引き」より抜粋)

また、色彩についても「各色相において最も彩度が高い色、明度が9を超える無彩色は禁止色」など、細かな制限が設けられており、真っ赤や真っ黄といったハデな色は使用ができない。

【画像6】「手引き」にはカラーチャートも記載されており、アクセント色の面積なども規定されている(画像/「芦屋市屋外広告物条例の手引き」より抜粋)

大きな混乱もなく、条例に従って街も動きだしている

【画像9】国道2号線沿いの街並み。屋上広告や突き出し看板は条例に沿って是正されていく模様だ(写真撮影/井村幸治) 【画像10】芦屋市の住宅地は山側ばかりではない。海側の埋め立て地「南芦屋浜」には電柱のない新しい街がつくられている(写真撮影/井村幸治)

こうしてみると、非常に厳しいルールのように思える。

もしも、都心部の繁華街などでこのルールを適用しようとすれば大混乱が起こるように思えるのだが、芦屋市では大丈夫なのだろうか?

「事前に調査を行ったところ、条例違反となる広告物が約500件存在していました。条例が施行される7月から3年間の経過措置期間を設けていますので、これから是正をお願いしていくことになります。是正計画に対する補助金も設けていますが、景観を保全し住宅都市・芦屋のブランドを守っていく条例に対しては、多くの市民の方から理解を頂いています」と東氏。

大きな違反となるものは事前に協議して、是正へと動き始めているケースもあるという。規律が保たれた美しい街並みは、多くの市民の理解と努力によって造りあげられてきたということだろう。

訪ねる機会があれば、山麓側から海岸までゆっくりと芦屋市を散策してみるといい。その良さが実感できるはずだ。

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