医学部受験に専門予備校が必須ではない理由

合否を決めるのは到達点と完成度だけだ

憧れの医者になるのは並大抵の努力ではできません(写真:【Tig.】Tokyo image groups)

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

これはかの有名な孫子の兵法の一節です。

医学部受験者にとっては、敵とは志望校合格のための課題であり、己とは自分の実力です。

難関といわれる医学部合格のために無駄と無理のない勉強法とは何か。

「逆転合格の武田塾」を設立し、「医学部受験に特殊なことは何もない」という林尚弘さんによる著書『医学部受験の真実』より、参考書だけで医学部に合格できる、最短ルートの勉強法をご紹介します。

「医学部専門予備校」「医系特別コース」に騙されるな

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

医学部だからって特別な問題が出る訳じゃない

これは過去問をチラリと見るだけでわかると思う。他の学部との違いは、せいぜい小論文に医学寄りの論題が出される大学があるということくらいだ。試験問題の難易度については、大学ごとに差があるが、それは医学部以外の他の学部でも同じことだ。

単に大学によって、出題傾向や出題問題の難易度に差がある程度に過ぎない。特に国公立大学の医学部は、他の学部と共通問題が出題される。例えば理工学部受験と医学部受験では、共通した問題が出題されているのが現実だ。

確かに、国公立、私立にかかわらず、医学部に合格するのは至難の業だ。
ただそれは、出題される設問に特異性があるのではなく、激しい受験競争ゆえに、勉強内容の高度な到達点と完成度が求められているに過ぎない。それでも、結論からいえば、医学部受験であっても他の学部の受験と同じように、英語と数学と理科を勉強すればいいだけなのだ。

つまり、そもそも「医学部専門予備校」とか、大手予備校の「医系特別コース」が、まったく意味を持たないことがよくわかる。

次ページそれでも、志望校別の傾向と対策は欠かせない
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