「愛の値段」という正解のない問題への考え方

あなたはどう計算しますか

そろそろまとめましょう。

ここまで3パターンのロジックで考えてみましたが、どちらにも共通するのはふたつの思考回路が働いたということです。

定義する
比べる

 

数学的な思考回路を持つ人は、例外なく「定義」にこだわります。なぜなら、かつて勉強した数学は、何かを定義しないと始められない学問だったからです。

たとえば、問題文の中に「整数」という言葉があったとすると、その言葉は問題を解く前にどこかで明確に定義されたもののはずです。「整数ってなんだっけ?」な状態では、その問題を解くことは絶対にできません。当たり前といえば、当たり前のことです。

また、数字という言語の最大の特徴は大小があることです。大小があるから、何かと何かを比べることで大きい・小さいといった「差」を明確に表現できます。これもまた、当たり前のことでしょう。でも、その当たり前の特徴をうまく使っているのです。

「定量化」がうまい人が持っている感覚

今回のまとめを表現するとこうなります。

何かを明確に定義しないと、思考は始まらない
何かと何かを比べるから、数字はつくれる

 

一見ムチャクチャなテーマに思われるものの「定量化」でも、このような数学的思考を使えば誰でもできるようになるのです。

数字に強く、なんでも数値化することにチャレンジできる優秀な人は、無意識かもしれませんが、おそらくそのことを知っているのでしょう。

いかがでしたでしょうか。正解のない問題。だからこそ、アタマに心地よい汗をかける問題でもあります。

もしあなたなら、どのようなロジックを組み立てて「愛」の値段を計算しますか? 「プライスレス」という便利な言葉に逃げず、スキマ時間を使ってぜひチャレンジしてみてください。

(文:深沢 真太郎)

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