副業の王道、「賃貸住宅経営」に潜む落とし穴

いつ爆発するかわからない時限爆弾だ

同じように、コンビニエンスストアや飲食店でも労務管理に振り回され、結局は家族ぐるみで24時間働く羽目になります。フランチャイズ化によって、起業は比較的容易になったものの、一方でフランチャイズ本部へのロイヤリティ支払いなどが発生して、利幅の少なさをオーナー一家が自らの労働で穴埋めすることにもなりかねません。

中には、年中無休の24時間営業を強いられるコンビニエンスストアなどもあり、そこまででないにしても、休業日を決めることさえオーナーの自由にならないフランチャイズも数多くあります。

当然、そこには従業員の雇用と勤務シフトのローテーションに悩み続ける現実があります。やはり、たとえパート、アルバイトであっても、人を使う商売は、副業には向かないのです。余裕を持ってより多くの人を雇い入れておけばいいのですが、それでは人件費がかさんでビジネスにはなりません。

コインランドリーを開店したお婆さんの例

あるコインランドリーの例ですが、亡くなったご主人の退職金を元に、コインランドリーを開店したお婆さんがいます。自分の健康維持を兼ねて、パートさんを雇わずに毎日15分ぐらい歩いて店舗へ行き、洗濯機や床の清掃をしては、集金して帰るという生活をしていました。

毎日元気に、コインランドリーへ来るお客さんとの会話を楽しみに通っていたのですが、ある日たまたま風邪を引いてしまいました。もちろんお店には行けません。

でも、その日もいつも通りの売上げです。風邪が長引けば、それはそのときになってから、誰かに清掃を頼めばいいだけです。別に決まり切った時間に誰かが行かなければならないなどということはありません。

これが他の業種ならばどうでしょうか? 常駐できる人がいなければ店は閉じたままです。その日は1円も稼げません。ところが、コインランドリーを開業したこのお婆さんの場合、年に数回は旅行に出かけています。前もって知り合いに、簡単に掃除の方法だけを教えておけばいいだけですから、これほど楽な副業は他にはありません。

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