仕事のできない人は「暗記」のコツを知らない たった3つのステップで効率は格段に上がる

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コツが分からないと勉強もうまくいきません
「資格を取るために本を読んで勉強する」「専門スキルに磨きをかけるために勉強会に出席する」「プレゼンを成功させるために資料のつくり方を学ぶ」――。勉強とは学生の専売特許ではなく、ビジネスの世界においても結果を出すための手段だ。
とはいえ、「いくら勉強しても成果に結びつかない」という人も少なくないだろう。そんな悩みに解決策を示すのは『頭のいい人は暗記ノートで覚える!』(三笠書房)の著者、碓井孝介氏。大学在学中に司法書士試験、大学卒業後の1年4カ月で公認会計士試験に合格した究極の「暗記勉強法」を伝授します。

理解よりも暗記! 覚えなければ何も始まらない

勉強にはコツがあり、それは「理解」ではなく「暗記」に力点を置き、「使える知識として覚えること」です。

まずは当然のことの確認から始めましょう。仕事ができる人は、なぜ当たり前のように結果を残せるのでしょうか?それは基礎知識があって、その知識を使いこなすことができるからです。知識が十分にある。これが大前提です。

知識がなければ、問題を解決する方法を考えることも、効果的なプレゼンをすることも、採用される提案書をつくることも夢のまた夢。もちろん、試験に合格することだってできません。「仕事のパフォーマンスを上げる」「勉強で結果を出す」。そのためには、まず「知識を仕入れること」が重要なのです。逆に言えば、知識があれば、目標に一気に近づけます。

勉強は「理解してから覚える」より「覚えてから理解する」ほうが、圧倒的に効率的です。「理解の前に、まず覚える」――。そうして、知識が増えていけば、その知識が理解をうながし、難しい内容も自然と頭に入りやすくなります。勉強は「暗記で決まる」と言っても過言ではありません。

もちろん、暗記の仕方にもコツがあります。よく、何も考えずに丸暗記に走る人がいますが、これはきわめて非効率な方法です。時間がある学生ならともかく、忙しい社会人に丸暗記は適していません。時間には制約があるのですから、限られた時間の中で、効率的に覚える必要があります。

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