デキない人は数字の扱い方がわかっていない

細かく考えすぎるとドツボにはまる

数字はビジネス上とても大事ですが…(写真:xiangtao / PIXTA)

こんにちは。ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。

この連載は実際にあったケースを交えて、「人を動かすためのコミュニケーション」に数学的にアプローチし、明日から使える思考法やテクニックをお伝えしていくものです。

今回のキーワードは「素早く、ざっくり」

たとえばあなたが営業マンだとしましょう。お客様がこんな質問をしてきたとします。

「このオプションAとオプションBをつけて、さらに弊社向けに若干のカスタマイズをして、3ヶ月後に納品いただくとしたら、どれくらいの見積になります?」

このとき、あなたのリアクションは次のどちらでしょうか。

・「いまはちょっとわかりかねます。社に持ち帰らせていただけますか」

・「正確な金額は後日ご提示するとして、ざっくり100万円くらいでしょうか」

答えは、「相手の心」にあります

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

私が「Good」と評するのは後者です。その理由は、お客様の心にあります。少しだけ、論理的に考えてみましょう。

Q. なぜこのお客様は質問したのでしょう。
→ もちろん、金額を知りたいから。
Q. では、なぜいま金額を知りたいのでしょう。
→ 予算に見合わない金額だと、そもそも商談にならないから。
Q. このお客様が知りたい金額は正確である必要があるでしょうか。
→ そんなことはない。この局面では規模感がわかれば十分。

ですから、素早くざっくり概算してコミュニケーションできるほうを「Good」と評価するのです。

次ページ「どれくらい待ちます?」の答え方
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