洗濯機のコース、実際どこに「違い」がある?
通常、ドライ、パワフル…賢く使い分けるには

何となく使っている洗濯機、賢く使い分けることで毎日の洗濯が変わる?(撮影:Graphs / PIXTA)
ドライコースやパワフルコースなど、普段、何となく使っている洗濯機の機能。通常のコースと何が違うのでしょう? 「パナソニック」ランドリー・クリーナー事業部商品企画の松原克さんに聞きました。
最近の洗濯機には、どれもドライコースがついています。〈おうちクリーニング〉、〈デリケートコース〉など、メーカーによって名前が違いますが、通常コースとどんな違いがあり、どのように衣類を洗っているのでしょうか?
洗剤液を浸透通過させ、汚れを押し出す
通常、ドラム式は洗濯物を上に持ち上げて下にたたき落とす〈叩き洗い〉、縦型は水流で洗濯物を〈もみ洗い〉しています。
しかし、どちらのタイプの洗濯機も、〈ドライコース〉では、基本的に押し洗いの後、浸透洗いをしています。洗濯槽を回転させたり、ドラムを揺らすことで、洗剤液を浸透通過させ、汚れを押し出します。その後、シャワーで洗剤液を浸透させて、優しく洗うのだそうです。
ドライコースは、洗濯漕の中での押し洗い。洗濯槽の遠心力で、衣服をほとんど動かすことなく、やさしく洗うことができます。
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