知られざる「シニア版シェアハウス」のリアル

北欧などでは多いグループリビング

玄関は3連引戸など、建物は車椅子にも対応したバリアフリー設計。NPO法人事務局の中野さんが出迎えてくれた(写真:藤井 繁子)

お話を伺ったのはCOCO湘南台の住人であり、グループリビングの研究を経てNPO法人COCO湘南を設立し、運営にあたってきた西條節子さん(御歳87歳!?)。

西條節子さん:1928年生まれ。高校教諭・藤沢市議(24年)・社会福祉法人理事長も務めた元祖キャリアウーマン!COCO湘南台の発起人であり、コーディネーターとして共同生活を実践中(写真:SUUMOジャーナル編集部)

「1996年68歳のとき、高齢者バリアフリー住宅研究会を立ち上げて、16人のメンバーと3年間研究してきた結果がグループリビングCOCO湘南台になったの。海外視察も20回以上行きましたよ」、87歳で今なお現役の西條さんは、凛として意志のあるお話ぶり。

「当時日本人の老後は、欧米人と比べて選択肢も喜びも少ないものだった。第三の人生を、輝ける人生にしたかったの」

……ん、第二では?と聞く私に

「第一の人生は親に育てられた子ども時代、第二は親から独立し勤めや子育ての社会活動時代。リタイアした老後が第三の人生よ」、なるほど。

「”COCO”はコミュニティー(地域)とコーポラティブ(協同)の頭文字。高齢者が元気に暮らすためには、仲間や地域とかかわりながら助け合い協力して生活することが大切、という思いをこめたの」

「建設用地を探すのも大変でしたが、ここは元梨園だった所を地主さんのご協力で実現しました」と西條さん(左)。隣は、運営にあたるNPO法人の中野さん。アトリエと呼ぶ、共用ルームでお話を伺った(写真:SUUMOジャーナル編集部)
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