5歳の息子の命を奪った母は何を見たのか

いくら後悔しても、笑顔は二度と戻らない

忠志君の葬儀は、昨年9月下旬に営まれた。原被告は、検察側が求めた精神鑑定のために身柄を拘束されていたが、一時的に解かれ、参列が許された。

弁護側によると、夫はいまも週に2回、拘置所に欠かさず面会に訪れている。

夫と子どもに対して「気のゆるみ、甘え」

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弁護人「(事件後に)生きていけますか。もし社会に出ることができたら、自分で自分を守っていく覚悟がありますか」

被告「それをしないと忠志の命が……。3人の子どもたちにも顔向けできないと思っています」

最後に検察官が、犯行の原因を問いただした。

検察官「まさか、すべてを睡眠剤のせいにしていないですよね」

被告「気のゆるみ、甘えがあった。主人にも、子どもに対しても。これだけやってあげてるじゃないかと。私が変わらなければいけないと思います」

検察官は9月30日、「重い意識障害の状態だったが、犯行を引き起こしたのはほかならぬ被告自身だ」として、懲役4年を求刑した。

弁護側は「反省している強い気持ちは明らか。家族らは一日も早い被告の帰りを待っている」と、執行猶予を求めた。

判決は10月3日に言い渡される。

*追記 東京地裁は懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡し、確定した。

(文:佐々木隆広/朝日新聞記者) 

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