わが家を「早く売る」には秘訣があった!

簡単だけど見落とされがちなコツ

「たとえばテーブルがあることによって、室内の空間の広さが具体的になります。4人掛けだけではなく6人掛けも置ける広さだと実感していただける。テレビを置く場所、置けるテレビの大きさなどもイメージしやすくなります」と話すのはホームステージングを請け負ったLIXIL住生活ソリューションの岡 秀昭さん。確かに家具が置かれると、部屋の広さがより明確に感じられるようになった。

今回の依頼主は個人ではなく、ジューテックホームという北欧スタイルを得意とする建築・リフォームを施工する会社だ。

「事前に物件の広さやプラン、リフォーム工事で使用したフローリングやドア、壁紙などの特徴を伝えました。そのうえで立地の状況から購入に結び付きそうなご家族を想定、最後に私たちからの希望のテイストを加え、何度も何度も打合せをしながら、詳細を決めてもらいました」と満足そうに語るマネージャーの川瀬さん。週末のオープンハウスも大好評だったようだ。

居住しながら上手に売る「在宅ホームステージング」

一般の人が空室にして「ホームステージング」するのは、タイミングがなかなか難しい。実際は住みながら売却することが多いはずだ。そんな場合も掃除や片付け、ちょっとしたデコレーションでよりよく見せる方法はある。今回ホームステージングを担当したサマンサネットでは、そんな業務も実施しているようだ。

「わが家を客観的に見ることは、なかなか難しい場合が多いですね。ご本人は片付けたつもりでも、購入する側にとっては雑然として生活感がにじみ出ている場合があります。特に水まわりの汚れは気になるもの。クリーニングをプロに頼むなどして印象をよくすることは大切です」と同社の取締役であり日本ホームステージング協会の理事でもある大西真史さん。必要に応じて不要な家具や荷物を預かったりもしてくれるようだ。

「住んでいると気が付かない部分や匂いなど、私たち“ホームステージャー”が売却成功のためのアドバイスを行います。

また不動産営業の方も私たちをうまく活用してくれていますよ。担当する物件の持ち主に直接、『部屋を片付けてください』というより、『プロのアドバイスを受けましょう』という方が上手くいくようですし、お客様にも納得してもらえるようです。経験豊富で実績のある営業の方が多いですね」とのこと。

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