わが家を「早く売る」には秘訣があった!
簡単だけど見落とされがちなコツ

今話題の「ホームステージング」とは?(写真はホームステージングを利用した後のリビング)
私自身が住まいを探したときも、知人が探すときに付き添ったときも、「この家、残念だな」と思うことがよくあった。床にモノがあふれていて部屋が狭く見える。水まわりが掃除されていなくて生活感がにじみ出ている。あるいは家具のない部屋でガランとしていて寒々しい。等々、建物としてのポテンシャルは高いのに、その魅力が活かされていないのだ。
最近、耳にすることが多くなった「ホームステージング」は、そんな空間をバリューアップするサービスらしい。その効用と実例を取材してみた。
空室にして売る「空室ホームステージング」

ホームステージング前のリビング
「ホームステージング」とは、売りたい物件をモデルルームのように飾り付け、よりよく見せる方法のこと。まず取材に伺ったのは、空室をリノベーションした後に「ホームステージング」をしてオープンハウスにする例だ。
100平方メートルを超えるマンションは広くてきれいだが、何も置かれていない状態では生活シーンが想像できない。そこにレンタルの家具が運ばれて、小物等がセッティングされていくと、暮らしたときのイメージが想い浮かぶイキイキとした空間へと変わっていく。時間にしてわずか30分ほどだ。
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