子世帯のそばに親が引っ越すという「選択肢」

中古住宅をリフォームする手があった!

娘夫婦の家から車で1分足らずの場所に物件が見つかるのに要した日数はわずか2週間ほど。偶然とはいえ、文句なしの立地条件に迷うことなく即決した。娘夫婦に話をしたら、「近くに来てくれたらとても助かる」と大賛成。住宅ローンの借り入れが必要だったが、60代では難しいこともあり、娘夫婦がローンを組み、Aさん夫妻が毎月返済することで解決した。

普段暮らす場所をあたたかく過ごせるようにリフォーム

購入したのは、桜並木を眺める築29年の一戸建て。2階建てだが、2階は生活の拠点にならないので、リフォームは1階の約74m2に絞った。
Aさんから喜多ハウジングへのリフォームについての要望は「今後30年は住める暖かく、バリアフリーの家。孫の様子がわかるような間取りにしたい」ということ。

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(左)購入した築29年の中古住宅外観。(右)以前の家の8畳和室

そこで、「段差だけでなく、温度差のバリアフリーも考え、1階全体を魔法瓶で包み込むようなエリア断熱を採用しました」と喜多ハウジングの北さん。玄関、キッチン、リビング、トイレなどが温度差なしにつながるので、冬場に起きやすいヒートショックの不安がない。また「地震に備えて、耐震性能は基準値以上を確保、停電時に操作しやすいように分電盤は手の届く高さに設置。横に懐中電灯も備えています」と、生活目線の気配りも細かい。

さらに将来の介護も見据え、リビングの掃き出し窓から駐車場へ直接移動できるアプローチも確保されている。間取りも全面的にリフォーム。今まで8畳和室が並んでいた1階2Kを、1LDKに変えた。リビングを広く確保し、キッチンは対面カウンターを採用。孫が遊んでいる様子を、キッチンで食事の支度をしながら見ることができる。

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(左)桜並木に面したリフォーム前の街並み。(右)1階全体を魔法瓶のように断熱。温度差なく各部屋につながる設計

また、床や天井を壁より先に仕上げる「床天井先行工法」を採用することで施工期間を3分の2の60日に短縮してコストダウン。エリア断熱の採用で、毎月の光熱費削減にもつながっている。このような「コストの合理化」は、今後のシニアの住み替えにおいて重要なポイントだ。おかげで工事費は新築の半分以下に抑えて、安心安全に暮らせる新しい住まいが完成した。

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