IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)、FinTech(Finacial Technology)、ロボットなどといった、ビジネス環境に大きなインパクトをもたらすテクノロジーが続々と誕生しています。第4次産業革命とも言われるこうした潮流は、ものづくり、技術力で成長を遂げた日本にとって、大きなビジネスチャンスです。しかし、新しいビジネスモデル、テクノロジーに乗り遅れてしまうという危険性も孕んでいます。テクノロジーの進化をビジネスにすばやく取り込み、世界で戦っていくためには、開発ライフサイクルの高速化、生産性の向上が必須条件といえるでしょう。そこで本シンポジウムでは、「システム開発の現場に変革と革新をもたらすテスティングの新標準」と題し、開発ライフサイクル全体にわたり、自動化や品質保証のためのテスティングを実行するための方法について迫ります。適正なテストコンディションの設計に必要なこと、デジタルテクノロジーを活用したテストの実現について、問題の整理、解決策のヒントを、具体的事例を基に検証します。
日時 | 7月20日(水)13:30~16:40(13:00 受付開始) |
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会場 | コングレスクエア日本橋 2階 ホールA+B(地図) |
定員 | 100名 |
参加費 | 参加無料(事前登録制) |
対象 | システム開発部門、戦略立案部門、オペレーション部門の部門長、 システムテスティングに対し課題をお持ちのご担当者様など |
エンタープライズ・アプリケーションを取り巻く環境は激変し、機能、スピード、品質共に要求レベルは高まるばかりです。相反するこれらの要求から目を逸らすことなく真正面から取り組まないことにはNew ITの恩恵を享受することはできません。システム開発の生産性、品質に多大な影響を及ぼすテスティングの進化こそがその鍵となるのです。
IoTやスマートデバイスなどが社会に浸透するとともに、ITシステムのコモディティ化が進行しています。このため、ITシステムの迅速な構築とともに、構築されたITシステムの安全性保証を実現する、テスティングの高度化が求められています。本講演では、これまでの個別的で断片化されたテスト対策の寄せ集めではなく、テスティング全体を通じたバリューチェイン(TVC)を形成する新たな取り組みを提案します。
[高効率なTVCを構成する以下の解決策]
・テスト要件定義カード・逸脱分析に基づくテスト設計法・テスト実行の最適化手法・テスト十分性保証手法・テスト組織能力評価指標
目覚ましいDigital化によって、様々な業界において創造的破壊が繰り返されている現在、ビジネスの根幹を担う業務システムのテストや品質の作り込みはどうあるべきでしょうか。我々の新しいテスト戦略をご紹介いたします。
・開発とテストの垣根を越えた融合と早期の品質作り込み(Shift Quality Left)・Digitalテストツール・エコシステムの活用・コグニティブな技術を活用したテストオートメーション
IT構造が複雑化・IT人材の不足・高まる堅牢性への要請とコスト・工期を適正化しつつ品質を保つのが非常に難しい昨今において、特に品質担保が求められる金融業界での最新のTesting戦略や、Testに対する今後のさらなる高度化に向けた様々な取り組みについてご紹介いたします。