インダストリー4.0 時代 流通業の経営革命

作り手・売り手のビジネスが大きく変わる可能性を持つ産業革命「インダストリー4.0」。国 策として掲げている本国ドイツでは徐々に変化の渦が巻き起こっており、また、米国では「インダストリアル・インターネット」と銘打つ対抗策が掲げられ、軸となるIoTの発展がその拡がりを後押ししています。これらテクノロジーがもたらす変革は、ものづくりの世界=製造業のものと捉えられがちですが、ものづくりの流れが変わり、売り手となる流通業の関わり方が変わってくる今後、改革に備えるべきは流通業であるといえます。しかしながら、いざ改革に備えた新機軸戦略を実行しようとしたとき、意外にも、個別企業・店舗・商品ごとに細分化されている顧客情報、在庫・売上状況などのバックオフィスシステムの存在が障壁になることが少なくありません。「バラバラに構築されたデータベースに重複したデータが存在し整合性が取れない」「チャネル、拠点間の分析データがリアルタイムで共有できない」など多くの課題が内在しているのです。組織全体のデータの可視化、財務会計の高度化は意思決定の迅速化に不可欠といえるでしょう。

そこで本フォーラムでは、「産業革命がもたらす、売り手・作り手の経営変革の真相 インダストリー4.0 時代 流通業の経営革命 インダストリー4.0は製造業のものだけではない。バリューチェーンの仕組みが変わる時、流通業がなすべき経営改革とは?」と題し、流通業が考えるべき今後の経営改革のあり方をクラウドERPの視点から検証します。オムニチャネル戦略など一歩先の改革をクラウドERPの活用で実践した企業のキーパーソンにご登場いただき、実際に産業革命で起こりうる変化はどのようなものか、対峙するために考えるべきことについて考察します。

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開催概要

日時 2015年11月17日(火) 14:00~16:40 (受付開始 13:30)
会場 コングレスクエア日本橋  東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル2階 (地図
参加費 無料(事前登録制)
定員 100名(申込多数の場合には抽選とさせて頂きます)
対象 流通・小売・卸、消費財メーカーの経営者、財務・経理部門、IT部門、経営企画部門のマネージャーなど
(※対象外のお客様のお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので予めご了承ください。)
共催
  • ネットスイート株式会社
  • 東洋経済新報社
講演企業
  • オーマイグラス株式会社
  • Kii株式会社
  • ひので監査法人
  • ベッコフオートメーション株式会社

プログラム

14:00~14:45 特別講演

インダストリー4.0:ドイツ国策からひも解く、企業成長のためにすべきこと

モノの作り手、製造業の在り方が産業革命によって大きく変わろうとしています。ITやクラウドサービスを積極的に活用し生産性を高めることで、中小企業の経営や既存権益が大きかった市場にかつてない変化が生まれています。インダストリー4.0とは何か、そのトレンドも踏まえ、作り手と売り手が今考えるべきことについて考察します。

ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長 川野 俊充

1998年東京大学物理学部卒業。日本ヒューレット・パッカードにて半導体計測機開発エンジニアとして従事したのち、米カリフォルニア大学にてハース経営大学院経営学修士号を取得、日本に帰国後は日本ナショナルインスツルメンツ株式会社にてプロダクト事業部長に就任。2007年より慶應義塾大学SFC研究所上席所員。2011年より現職。ソフトウェアPLC/NC/RCのTwinCATによるPC制御ソリューションの普及に努めている。

川野 俊充
14:45~15:00 問題提起

革命を先行く経営基盤をつくる。
製造・流通業がすべき最適化の課題とは。

産業革命の方向性で明らかになった、製造業・流通業を取り巻く環境。ここに「システムの個別最適化」による弊害、丸投げ発注、システムありきのスケールしないビジネスなど、様々な問題が横たわっています。革命を先導するか、競合に水をあけられてしまうのか、ポイントを整理しつつ、パネルディスカッションへ繋ぐための「企業経営のために課題となること」について考察します。

ネットスイート株式会社 バイスプレジデント&ゼネラルマネージャー 中西 智行

日本におけるWindows黎明期より20年近くに亘りマイクロソフト日本法人に従事、2006年よりDynamicsの国内展開をリードし市場の拡大に貢献。2012年からはSMB部門を統括し、Office365、Azureなどクラウドビジネスの展開をリード。その後Apple Japanにて法人チャネルビジネスを統括し、2015年9月より現職。米UCLA大学経済学部卒。米国公認会計士。

中西 智行
15:10~16:10 パネルディスカッション

オムニチャネル、IoTの実際。
ニッポンの中小企業の戦い方を考える。

テクノロジートレンドを牽引する企業3社の代表が旬のトピックについてオープントークを展開。ベンチャー企業から中小・中堅の経営者まで、今すぐにでも取り組むべきことのヒント溢れる議論をお届けします。
・オムニチャネルを実現せずに終わらせてはいけない訳 ・インダストリー4.0のバリューチェーン領域とは?
・IoTが変える「次世代」の作り手・売り手の仕組みとは?
・シリコンバレー流ベンチャーマインドがないと企業を成長させられないのか
・AIで人がいらない時代がやってくる?

オーマイグラス株式会社 代表取締役社長 清川 忠康

慶応義塾大学卒業後、インディアナ大学大学院に留学。帰国後、UBS証券を経て経営共創基盤に参画。
その後、スタンフォード大学経営大学院に留学し、2年次在学中に現オーマイグラス㈱を創業、代表取締役社長に就任。
メガネ通販サイト「Oh My Glasses TOKYO(www.ohmyglasses.jp/)」および「Oh My Glasses TOKYO渋谷ロフト店」を運営。

清川 忠康

Kii株式会社 共同創立者、代表取締役会長、CEO 荒井 真成

2008年シンクロアをNokiaからビジネスをMBOし設立。2010年に米国Servo Softwareを買収、Kii株式会社へと社名変更。シンクロア以前は、IBMにて初期ThinkPad 700シリーズのプロダクトマネージャを担当、1995年に米国インテリシンク創業メンバーとして参画、プロダクトマーケティング担当副社長、ビジネスデベロップメント担当副社長、アジアゼネラルマネージャー、インテリシンク・ジャパン社長を務め、Nokiaに買収された後はNokia Incにて、日本、韓国担当副社長兼ゼネラルマネージャーなどを歴任した。インテリシンク時代には赤外線通信、データー同期ソフトウェアの分野で世界シェアを独占の経験を持つ。豊橋技術科学大学コンピュータサイエンス修士号取得。

荒井 真成

ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長 川野 俊充

モデレーター ネットスイート株式会社

16:10~16:40 基調講演

オムニチャネル時代の経営リスクはこう回避する

経営が複合的な視点で評価を受けることが当たり前となった今日、裏付け(エビデンス)のあるデータに基づく経営分析は避けて通れないものとなりました。産業改革の時代に突入し、業種を横断した繋がる仕組み作りが始まっています。市場の潮流に乗り遅れず、かつ振り回されない為に経営者が考えるべき財務戦略と分散経営のリスクについて、M&A、IPOに携わった公認会計士の視点から解説します。

ひので監査法人 パートナー/公認会計士 羽入 敏祐

1992年、監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入所、監査業務に従事、1998年以降、事業会社の経営管理全般、M&A会計税務アドバイザリ、地方自治体行政の実務経験を経て、2007年 株式会社ベクトルの経営に参画、管理部長、管理担当取締役を歴任し、2012年に株式上場を果たす。任期満了後、日之出監査法人パートナーとして上場企業等の監査業務に従事する傍ら、IT環境と企業運営そのものの変化を見据えた効率的バックオフィス構築を視野に新たな成長企業の経営支援に従事している。

羽入 敏祐
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お問い合わせ

東洋経済新報社 コミュニケーション事業部

03-3246-5599

(土日・祝日を除く 10:00~18:00)