ESG・CSV Trend 2016

スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンスが、企業と投資家との関係を大きく変える。
~非財務情報コミュニケーションの重要性と長期投資の新基準~

2014年2月に日本版スチュワードシップ・コードが策定されました。これにより、機関投資家は投資先企業の事業環境等に関する深い理解に基づき、目的をもった対話を通じて、企業の持続的成長に資する役割が求められるようになりました。また、上場企業も2015年6月からコーポレートガバナンス・コードが適用され、社外取締役の選任やコーポレートガバナンスに関する報告書の開示などが求められています。機関投資家、上場企業ともに、財務情報だけでなく非財務情報の開示や分析が以前にも増して必要とされる環境となりました。
こうした中、投資先企業の長期企業価値の向上を促すことによる収益の最大化を図るという投資家の役割がますます大きくなり、企業との「高質な対話」と適切な議決権行使が一段と求められています。一方で、企業側には、持続的成長と中長期的な企業価値向上のための戦略策定、ESG課題を意識した情報開示が求められています。
本カンファレンスでは、機関投資家と上場企業に迫る「スチュワードシップ・コード」「コーポレートガバナンス」の世界動向と日本企業の対応を検証するとともに、注目される非財務情報コミュニケーションの重要性、ESG投資への正しい理解、CSV経営への取り組みについて有識者、専門家、実践者の講演をもとに考察します。

開催概要

日時 9月27日(火)13:00~19:00(12:30受付開始)
開場 大手町サンケイプラザ ホール 東京都千代田区大手町1-7-2(地図
定員 250名
参加費 20,000円(税込)9月26日(月)12:00まで
対象 企業経営者、IR部門、CSR部門、財務部門、運用部門の担当者、およびESG等に関わる企業のご担当者、機関投資家の方々など
申し込み特典 『CSV経営戦略』(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授 名和 高司 様 著)を1冊プレゼント

プログラム ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

13:00 - 13:10|開会の挨拶
東洋経済新報社 常務取締役 執行役員 データ事業局長 駒橋 憲一

13:10

13:50
講演Ⅰ年金基金の視点

インベストメントチェーンにおけるWin-Win環境の構築を目指して
~スチュワードシップ責任とESGの観点から~

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事 兼 CIO(最高投資責任者)

水野 弘道

住友信託銀行入社後、日本国内、シリコンバレー、ニューヨーク等で投融資業務に従事。2003年よりロンドンのプライベート・エクイティー・ファンドであるコラーキャピタルのパートナーを務める。2015年1月、世界最大の年金資産を保有する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の理事 兼 CIOに就任。現在、内閣官房健康医療戦略参与、内閣官房官民ファンドの活躍推進に関する閣僚連絡幹事会有識者委員、国連責任投資原則(UN-PRI)アセットオーナー・アドバイザリー・コミッティメンバー、ミルケン・インスティテュート・グローバル・キャピタル・マーケッツ・コンファレンスの共同議長を務める。

水野 弘道
13:50

14:30
講演Ⅱ投資家の視点

日本版スチュワードシップ・コードへの対応等に関するアンケートについて
~アセットマネジャーがスチュワードシップ責任を果たすための取組みと今後の課題~

一般社団法人 日本投資顧問業協会 会長

岩間 陽一郎

1967年東京大学法学部卒業、同年4月、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険㈱)入社、取締役投資部長、常務取締役財務本部長、専務取締役、東京海上アセットマネジメント投信㈱(現東京海上アセットマネジメント㈱)代表取締役社長を経て、2010年より現職。金融・資本市場活性化有識者会合、スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議、資産運用等に関するワーキング・グループ各委員等。

岩間 陽一郎
14:30

15:10
プロフェッショナル講演ⅠESG投資への正しい理解

投資プロセスにおけるESGファクターの重要性

日本コムジェスト 代表取締役

高橋 庸介

1989年防衛大学校国際関係論学科卒業後、国内証券会社に入社、企業調査部にてアナリスト業務に従事。2000年にフィデリティ投信に入社。その後、2002年PCAアセットマネジメント(現イーストスプリング・インベストメンツ)に移籍しマーケティング・営業・商品開発等を統括、常務執行役員。2012年マニュライフ・インベストメンツに移籍、取締役営業部長。
2015年コムジェストに入社し、2016年より現職。日本証券アナリスト協会検定会員。

高橋 庸介

 15:10 - 15:20|休憩 

15:20

16:00
講演Ⅲ企業経営の視点

経営最前線 ~CSV(Creating Shared Value)2.0~

一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授

名和 高司

東京大学法学部、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。
マッキンゼーで約20年間、コンサルティングに従事したのち、2010年より現職。
ファーストリテイリング、デンソー、味の素などの社外取締役を兼任。
2014年よりCSVフォーラムを主催。

名和 高司
16:00

16:40
プロフェッショナル講演Ⅱ持続的な価値創造に向けて

ESG・ダイバーシティ時代における持続的な価値創造の実務上の課題と処方箋
~「不都合な真実」に向き合う方法~

PwCあらた有限責任監査法人 リスクアシュアランス パートナー

久禮 由敬

経営コンサルティング会社を経て、2006年あらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)に入所。財務諸表監査、コーポレートガバナンスの強化支援、グローバル内部監査支援、CAAT(Computer Assisted Auditing Techniques)によるデータ監査支援、不正調査支援、統合報告や非財務情報開示等のコーポレートレポーティングに関する調査・助言などに幅広く従事。内部統制最適化、Investor Community Engagement(ICE)、Data Assuranceならびに統合報告(Integrated Reporting)に関するPwCグローバルネットワークの日本代表を担当。

久禮 由敬

 16:40 - 16:50|休憩 

16:50

17:50
ゲストスピーチ&ディスカッション同時通訳※本セッションでは、ゲスト講演を各15分間、ディスカッションを30分間行います。

非財務情報コミュニケーションとESG投資

ゲストスピーカー

株式会社伊藤園 常務執行役員 CSR推進部長

笹谷 秀光

東京大学法学部卒業。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社、経営企画部長等を経て2010年―2014年取締役。2014年7月より現職、CSR・環境を担当。日本経営倫理学会理事、グローバルビジネス学会理事、特定非営利活動法人サステナビリティ日本フォーラム理事。
著書「CSR新時代の競争戦略」(日本評論社・2013年)、「協創力が稼ぐ時代」(ウィズワークス社・2015年)

笹谷 秀光

ゲストスピーカー

シュナイダーエレクトリック
Social Responsibility Manager East Asia & Japan

Meriem Kellou

西アフリカ/ブルキナファソ共和国を本拠地とし地域の持続可能な水・衛生システム開発において教育・研究を行う2iE(国際水環境学院)のパリ支部Office Directorを経て、2013年、Schneider Electricに入社。ベトナムとカンボジアのSocial Responsibility Delegateとして数々のAccess to Energyプロジェクトを担当する。2016年6月より現職。東アジア&日本リージョン全域における、職業能力訓練センター、Access to nergy プロジェクト、エネルギー業界における新規起業支援など、持続可能な成長戦略パートナーシップ開発を牽引する。

Meriem Kellou

コメンテーター

東洋経済新報社 CSR企業総覧編集長

岸本 吉浩

モデレーター

一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授

名和 高司

18:00 - 19:00|意見交換会・懇親会

 お申し込みについて 

お申し込み方法 お申し込みフォームを受信後請求書をご登録いただきましたご住所にお送りさせて頂きます。
請求書は、請求書後払いサービス(株式会社ネットプロテクションズ)よりご購入の翌月第2営業日に発行されます。
請求書に記載されている銀行口座または、コンビニの払込票でお支払いください。
受講証は別途、「東洋経済新報社 ESG・CSV Trend 事務局」より順次メールにてお送りいたします。
キャンセルについて お申し込み後のキャンセルは原則お受付いたしかねますので、ご出席が難しくなられました場合は、代理様のご出席をお願い申し上げます。
お申し込みはこちら 20,000円 9月26日12:00まで

お問い合わせ

東洋経済新報社 コミュニケーション事業部

03-3246-5599

(土日・祝日を除く 10:00~18:00)