東洋経済経営フォーラム ビッグデータ・アナリティクス2015 Part2〈事例編〉 戦略とマーケティングのレベルを上げる!市場・事業データをインテリジェンスに活かす機械学習

開催主旨

 クラウドやビッグデータ解析などの最新のIT 技術により、社内外に蓄積された膨大な量のデータを新たなビジネス資産として活用することが可能になりました。そのデータの範囲は自社サイトの閲覧・購入履歴、取引先の購買実績、位置情報やSNS 上の情報まで多岐におよび、それらが販売・営業・マーケティングなどの事業戦略のリアルタイムな意思決定を導き、競合他社との差別化を図るための重要な鍵となっています。
 従来ではデータを活用するためのプロセスやツールなどの開発や運用の難しさ、そして複雑化するビジネスに対する柔軟さが起因となり、「データは蓄積されているが、どのように活用すれば良いのかわからない」という企業が大半でしたが、昨今のビッグデータの分析技術の進化により、現場の部門ごとに業務に必要なものを自由に抽出して加工や分析することが可能となり、自身の業務課題への対応力が劇的に変化しています。
 そのような背景の中、データ・イノベーションのトレンドの一つとして、「機械学習(machine learning)」が注目されています。コンピューターが蓄積されたデータから有用な規則や判断基準を抽出し分析を行うことで、データを分析する個人の直感や解析基準に依存しない客観的なデータ解析することが可能となります。また膨大なデータのアナリティクスに有効な手段としても顧客の行動予測やレコメンドをはじめとして検索エンジンやロボット、医療など様々な分野への応用が進められています。
 本フォーラムでは、前回開催の続編として、ますます拡がるクラウドとビッグデータの活用の潮流に対峙し、今まで有効活用できていない社内の様々なデータをインテリジェンスに、そしてアクションに変えるための解決策の一つである「機械学習」について、専門家や企業の担当者を迎え、事例を中心にツールの実践的な活用方法などを交え検証します。

開催概要

開催日時
2015年123日(木)13:30~17:30(13:00開場)
会  場

ベルサール神保町アネックス(東京都千代田区神田神保町2-36-1 住友不動産千代田ファーストウイング1F)
※近隣の「ベルサール神保町」とお間違えのない様お気をつけください。

地図
定  員 300名
参加料金 無料(事前登録制)
参加対象 経営者、経営企画部門、事業開発部門、営業部門、マーケティング部門、宣伝部門等の部門長など
主  催 東洋経済新報社
特別協賛 日本マイクロソフト株式会社

PROGRAM

13:30~14:20 〈基調講演〉

競争優位をもたらすビッグデータの活用

〜インサイトを導き出すための定義と導入へのアプローチ〜

  • ビッグデータ活用に必要な考え方と4つのエレ
    メント
  • 事例にみる、業界・業務プロセスごとのデータ
    アナリティクスの適用の仕方存
  • データを中心とした事業拡大とクロスインダス
    トリーによるビジネスモデルの潮流

勝山公雄氏

プライスウォーターハウスクーパース
株式会社

アナリティクスセンター シニアマネージャー

勝山 公雄 

大手外資IT関連事業会社にて、約20年のデータ分析領域の製品主管およびコンサルティングを担当。製造業、小売業を始めとした通信業、金融、公益企業と幅広く、データウェアハウス(DWH)やビジネスインテリジェンス(BI)を活用したデータ分析およびCRMシステムを活用した顧客戦略のプロジェクトを多く経験。現職ではカスタマーアナリティクスを主に担当。

14:20~14:40 〈特別協賛講演〉

マイクロソフトのビッグデータ民主化に向けた取組

  • ビッグデータの民主化に向けたマイクロソフト
    のビジョンと技術戦略
  • データを安全かつ柔軟に収集・加工・分析・保
    存するために必要なプラットフォーム
  • 主に流通業における顧客及びパートナーの取組
    事例

藤井創一氏

日本マイクロソフト株式会社

エンタープライズパートナーグループ
第二インダストリー統括本部
流通担当シニアインダストリーマネージャー

藤井 創一 

2001年に日本マイクロソフト入社。リテイルインダストリーマネージャーとして同社流通業向け戦略策定と市場開拓を担当し、同業界向けソリューション開発及びマーケティング全般を牽引。また同社業界貢献活動として、POSや電子レシートなど、同業界向けIT国際標準仕様の策定にも従事。米国ARTS/UPOS協力団体としてOPOS技術協議会/.NET流通システム協議会などにかかわる国内IT標準化団体の代表幹事として活動。

14:40~15:20 〈事例講演I〉

競争力強化のためのアナリティクス

  • 「アナリティクス」や「ビッグデータ」の本質
    は「データという素材とテクノロジーを組み合
    わせて、企業の競争力を強化させる」と言う事
    に尽きる。
  • 本講演ではビッグデータ・アナリティクスを起
    点にした経営改革(ターゲット顧客シフト、店
    舗戦略変更など)にスポットライトをあて、
    データを起点にした競争力強化の方法と、会社
    を強くするための意思決定に関して事例を踏ま
    えて紹介を行う。

相澤利彦氏

TSUNAGU・パートナーズ株式会社

代表取締役

相澤 利彦 

コスモ石油を経て経営コンサルティングに11年従事(ブーズ・アレン&ハミルトン、アクセンチュア・グローバル戦略グループ統括エグゼクティブパートナー)。ダイエーにて企業再生の現場に従事(業務改革担当取締役兼CIO)後、am/pmジャパン(現ファミリーマート)代表取締役社長に就任。現在、経営コンサルティングと顧問業を中心としたTSUNAGU・パートナーズ株式会社代表取締役。

網野知博氏

株式会社ギックス

代表取締役

網野 知博 

SCSK株式会社にて新規事業立案・立上げなどを担当。アクセンチュア株式会社 戦略グループに転じ、マーケティング戦略立案など数多くのコンサルティングに従事。その後日本IBM株式会社の分析コンサルティング部門の統括を務める。同社退職後、2013年にアナリティクスと戦略コンサルティングを掛け合わせて再現性のある効果創出を実行支援するサービス提供を目指し株式会社ギックスを設立。

15:20~15:30 休憩

15:30~16:10 〈事例講演II〉

次世代のマーケティングのために今、データ解析で打てる一手

  • 事例の増加で急速に注目の高まるマーケティン
    グオートメーション
  • 今後数年間で急速に変化を遂げるマーケティン
    グ新潮流の予測
  • データ解析で始めるマーケティングオートメー
    ション第一歩、事例とともにご紹介

得上竜一氏

株式会社オークファン

執行役員 技術統括部長

得上 竜一 

2002年4月、東京工業大学工学部附属工業高等学校(現:東京工業大学附属科学技術高等学校)卒業後、東京電力株式会社に入社。同時に東京電機大学 工学部第二部に入学。東京電力株式会社にて、電子通信グループに配属。ネットワークエンジニアを担当。2005年7月、株式会社アベルネット(PCボンバー)にて、家電製品・パソコンの自動価格収集・分析・自動価格算出システムの開発を担当。完成後、米国法人MiningBrownie,Inc.を設立し代表取締役に就任。
2006年10月 日本法人株式会社設立し代表取締役に就任。
2015年1月 株式会社オークファンにジョイン
2015年7月 株式会社オークファン 執行役員 技術統括部長に就任。

16:10~16:50 〈事例講演III〉

実例!ビッグデータの活用による、営業力の向上と
顧客フォロー力の実現

  • 2つの事例別ビッグデータの活用方法
  • 顧客の退会をビッグデータと機械学習で未然に
    防ぐ
  • ビッグデータ利用を推進するするクラウド活用

両角博之氏

株式会社オープンストリーム

SI事業部 技術統括

両角 博之 

2004年に株式会社オープンストリームに入社。アーキテクトとしてエンタープライズ・システムの構築やB2C向けサービスの構築に従事。2011年テクニカルソリューション部を立ち上げ、クラウドやビッグデータを活用するシステムに携わる。また、技術情報の執筆活動や講演など行う。

16:50~17:30 〈事例講演IV〉

事例に見る、IoTと人工知能による新規ビジネス創出手法

  • 機械学習のメリットとは?
  • 事例から学ぶ、機械学習を利用すると業務の何
    が変わるのか?
  • DeepLearningの可能性

庄司幸平氏

テクノスデータサイエンス・
マーケティング株式会社

第3エンジニアリンググループ グループ長 執行役員

庄司 幸平 

2010年 京都大学大学院 理学研究科 博士後期課程退学後、理化学研究所にて素粒子物理学を研究。米国ブルックヘブン国立研究所にて、陽子衝突型加速器における粒子検出器のデータ収集システム開発、陽子衝突データの分析などを行う。2014年より現職。金融業やEC業、製造業向けにディープラーニングなどのAIを活用したビジネスを推進中。

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