デービッド・アトキンソン

小西美術工藝社 代表取締役社長
『新・所得倍増論』著者

デービッド・アトキンソン

「日本経済の最大の課題は生産性向上です。GDPは人口×生産性ですから、これから人口が減るので、経済を成長させるには生産性しかないです。福祉、貧困、国の借金の負担が重いからこそ成長が不可欠です。ある意味で幸いのことで、日本は潜在能力は高いにもかかわらず生産性は世界30位で先進国の最下位ですから、やるべきことさえやれば日本経済は大きく成長できます。」

1965年イギリス生まれ。オックスフォード大学(日本学専攻)卒業後、大手コンサルタント会社や証券会社を経て、1992年ゴールドマン・サックス証券会社入社。大手銀行の不良債権問題をいち早く指摘し、再編の契機となった。同社取締役を経てパートナー(共同出資者)となるが、2007年退社。同社での活動中、1999年に裏千家に入門し、2006年に茶名「宗真(そうしん)」を拝受。
2009年に創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社入社、取締役に就任。2011年代表取締役会長兼社長、2014年に代表取締役社長に就任し現在に至る。
2016年財界「経営者賞」受賞。

著書は『新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞、東洋経済新報社)、『新・所得倍増論』(東洋経済新報社)など多数。
政府への提言を続ける一方、各地の観光振興のため奔走し、2015年から対外経済政策研究会委員、京都国際観光大使、明日の日本を支える観光ビジョン構想会議委員、2016年から東京の観光振興を考える有識者会議メンバー、行政改革会議歳出改革ワーキンググループ構成員、迎賓館(迎賓館赤坂離宮・京都迎賓館)アドバイザー、二条城特別顧問、日光市政策専門委員などを務めている。