東洋経済経営フォーラム ビッグデータ・アナリティクス2015 戦略とマーケティングのレベルを上げる!市場・事業データをインテリジェンスに活かす機械学習

開催主旨

 クラウドやビッグデータ解析などの最新のIT技術により、社内外に蓄積された膨大な量のデータを新たなビジネス資産として活用することが可能になりました。そのデータの範囲は自社サイトの閲覧・購入履歴、取引先の購買実績、位置情報やSNS上の情報まで多岐におよび、それらが販売・営業・マーケティングなどの事業戦略のリアルタイムな意思決定を導き、競合他社との差別化を図るための重要な鍵となっています。
 従来ではデータを活用するためのプロセスやツールなどの開発や運用の難しさ、そして複雑化するビジネスに対する柔軟さが起因となり、「データは蓄積されているが、どのように活用すれば良いのかわからない」という企業が大半でしたが、昨今のビッグデータの分析技術の進化により、現場の部門ごとに業務に必要なものを自由に抽出して加工や分析することが可能となり、自身の業務課題への対応力が劇的に変化しています。
 そのような背景の中、データ・イノベーションのトレンドの一つとして、「機械学習(machine learning)」が注目されています。コンピューターが蓄積されたデータから有用な規則や判断基準を抽出し分析を行うことで、データを分析する個人の直感や解析基準に依存しない客観的なデータ解析することが可能となります。また膨大なデータのアナリティクスに有効な手段としても顧客の行動予測やレコメンドをはじめとして検索エンジンやロボット、医療など様々な分野への応用が進められています。
 本フォーラムでは、ますます拡がるクラウドとビッグデータの活用の潮流に対峙し、今まで有効活用できていない社内の様々なデータをインテリジェンスに、そしてアクションに変えるための解決策の一つである「機械学習」について、専門家や企業の担当者を迎え、事例やツールの実践的な活用方法などを交え検証します。

開催概要

開催日時
2015年108日(木)13:30~17:30(13:00開場)
会  場

ベルサール神保町アネックス(東京都千代田区神田神保町2-36-1 住友不動産千代田ファーストウイング1F)
※近隣の「ベルサール神保町」とお間違えのない様お気をつけください。

地図
定  員 300名
参加料金 無料(事前登録制)
参加対象 経営者、経営企画部門、事業開発部門、営業部門、マーケティング部門、宣伝部門等の部門長など
主  催 東洋経済新報社
特別協賛 日本マイクロソフト株式会社

PROGRAM

13:30~14:30 〈基調講演〉

直感とビッグデータによる意思決定

~インダストリ4.0時代におけるビッグデータ経営~

  • PwCグローバル調査レポート「直感とビッグ
    データ」からの考察
  • ビッグデータ活用に必要な4つのエレメント
  • IoTが可能にするビッグデータを活用した経営
    スタイル

勝山公雄氏

プライスウォーターハウスクーパース
株式会社

アナリティクスセンター シニアマネージャー

勝山 公雄 

大手外資IT関連事業会社にて、約20年のデータ分析領域の製品主管およびコンサルティングを担当。製造業、小売業を始めとした通信業、金融、公益企業と幅広く、データウェアハウス(DWH)やビジネスインテリジェンス(BI)を活用したデータ分析およびCRMシステムを活用した顧客戦略のプロジェクトを多く経験。現職ではカスタマーアナリティクスを主に担当。

14:30~14:50 〈特別協賛講演〉

Microsoftのビッグデータ民主化に向けた取り組み

  • ビッグデータの民主化に向けたマイクロソフト
    のビジョンと技術戦略
  • 爆発的に増加するデータをどう活用し、優位性
    確立・新たな収益源の創造に繋げる方法論
  • データを安全かつ柔軟に収集・加工・分析・保
    存するために必要なプラットフォーム

大谷健氏

日本マイクロソフト株式会社
クラウド&エンタープライズビジネス本部
エグゼクティブプロダクトマネージャー

大谷 健 

2010年に日本マイクロソフト入社。同社サーバープラットフォームビジネス本部にてエグゼクティブプロダクトマネージャーとしてクラウドビジネスの立ち上げに従事。2014年には、海外ベンダーとして初となる国内データーセンター2拠点同時開設に成功。2014年にIoT部門横断チームを立ちあげ、IoTビジネスを推進中。2015年からはビッグデータ事業の戦略策定と市場開拓を専任担当。

14:50~15:25 〈事例講演I〉

過去300事例から学ぶ、成果にフォーカスしたビッグデータ活用

~データ活用のPDCA促進のポイント~

  • 過去300事例から学ぶ、成果につながるデー
    タ活用プロジェクト推進の考え方とポイント
  • マーケティング領域でのビッグデータ解析事例
    ~課題解決のPDCAを高速に回す、解析プラッ
    トフォーム『bodais』~
  • 解析基盤の導入が早い!リーズナブル!Azure
    での『bodais』ご利用メリット

岩崎哲氏

株式会社アイズファクトリー
専務取締役

岩崎 哲 

2005年東京大学大学院 新領域創成科学研究科 博士後期課程修了(環境学)。ウェアラブルコンピューティングの研究を専攻。2006年株式会社アイズファクトリー取締役就任
データマイニングによる顧客分析や営業効率の改善、マーケティング施策の最適化など様々な業界でのプロジェクト・マネジメントを経験。近年は、データ活用によるビジネスの改善や、企業内におけるデータ活用の推進に関する講演多数。

15:25~15:35 休憩

15:35~16:10 〈事例講演II〉

BtoBマーケティングの課題と機械学習による解決

  • BtoBマーケティングにおける一般的な課題
  • 機械学習による課題解決
  • Azure MLが実現する機械学習の民主化

池田拓史氏

テクノスデータサイエンス・
マーケティング株式会社

執行役員常務 博士(理学)

池田 拓史 

1999年筑波大学大学院博士課程物理学研究科修了。以後継続して各種企業向けの予測分析コンサルティングに従事。通信、金融、保険、小売、製造、販売、需要予測、IoTなどの分野におけるマーケティングや業務改善のための予測分析を担当。2014年2月より現職。

16:10~16:45 〈事例講演III〉

データ分析環境のクラウド化とそのメリット

~SQL Serverで構築した分析環境のAzure化と、Azure上で実施する分析の可能性~

  • 企業内データ分析環境の構築とクラウド化につ
    いて
  • BI機能のAzure実装例のご紹介
  • レポーティングやダッシュボードにとどまらな
    い、クラウド上での分析の可能性

熊谷誠一氏

株式会社ブレインパッド
ソリューション本部 プロダクトサービス部 部長

熊谷 誠一 

国内大手SIer、BI専門コンサルティング会社を経て、2011年にブレインパッドに入社。BI/DWHの導入や、予測/最適化を使ったシミュレーター開発プロジェクト、CRMを中心としたコンサルティングなど、幅広く担当。

16:45~17:30 〈事例講演IV〉

マーケティングプラットフォームとしてのLINE

  • コミュニケーションアプリLINEの概況
  • マーケティングプラットフォームとしての概要
    と特性
  • ビッグデータやAIとの連携を実現するLINE
    ビジネスコネクト

林祐太郎氏

LINE株式会社
コーポレートビジネスグループ マネージャー

林 祐太郎 

1986年生まれ、鹿児島県奄美大島出身。2009年4月、株式会社ライブドアへ入社し、広告営業に従事。2012年、NHNJapan株式会社(現・LINE株式会社)との経営統合を経て、LINE広告事業の立ち上げを担当。広告商品・販売戦略の企画・営業に従事し、現職。2014年からは、LINEビジネスコネクトの立ち上げを担当。現在も事業責任者として、事業を推進中。

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