
海外出張はもちろん、海外支社とのテレビ会議やメールのやり取りも含め、ビジネスシーンで“時差”を意識する場面が増えている。スマートフォンがあれば世界の時刻を知ることができるが、端末を取り出してごそごそやるよりも、腕時計で確認する方が何倍もスマートだ。
時差修正機能は数種あるが、26の主要タイムゾーンに属する都市名を使って世界中の現在時刻を表示する「ワールドタイム機能」に注目したのが、ポール・スミス氏である。彼は1年の半分以上を国外で過ごすほど多忙で、数日間で複数のタイムゾーンを行き来することも少なくない。飛行機や電車の乗り継ぎ、あるいはミーティングなど、多くのスケジュールを円滑に進めるには、すばやく現地時刻へと時計の針を調整する必要があるのだ。
ポール・スミス ウォッチ「Closed Eyes World Time TT」は、電波時計機能がベースとなる。これは電波基地局から発信される標準電波を時計がキャッチし、そこに含まれる時刻情報を解析して針を修正するというもの。しかも日本(2局)、中国、アメリカ、ドイツの電波基地局に対応しているため、北半球の主要エリアで使用できる。さらに電波圏外であっても問題はない。リューズを使って任意のタイムゾーンを選択すれば、針が素早く動いて現地時刻への時差修正を行ってくれるので便利だ。
腕時計6万9000円/ポール・スミス ウォッチ、スーツ10万円、ドレスシャツ1万8000円、タイ1万2000円、カードケース1万1000円/ポール・スミス(すべてポール・スミス リミテッドTel.03-3478-5600)※チーフはスタイリスト私物

使い勝手に優れたポール・スミス ウォッチ「Closed Eyes World Time TT」だが、その魅力は機能性だけに留まらない。まず注目すべきはサイズ感。電波を受信し、世界中のタイムゾーンへと素早く針を動かす高機能モデルには多くのパーツを搭載しているが、ケースの直径は42mm、厚みを11mmに抑えた。このサイズであれば、シャツの袖口にもスマートに収まるだろう。スーツの着こなしを邪魔させないのも、ポール・スミスらしいこだわりだ。
さらにはスーツやシャツの袖の裏地にプリント生地を使って華やかな世界を演出するポール・スミスらしく、カラーリングでも三種三様の個性を際立たせた。ネイビー×レッド、ブリティッシュレーシンググリーン×マスタードイエロー、ブラック×スカイブルーという、視線を引き寄せる美しい色合わせのおかげで、シックなビジネススーツのアクセントとして楽しめるだろう。
すべてがスマートフォンで事足りる時代だからこそ、腕時計は自分のスタイルを表現するアクセサリーとしても楽しみたい。ポール・スミス ウォッチ「Closed Eyes World Time TT」を選ぶということは、世界で戦うビジネスパーソンでありたいという所信表明になる。しかも洗練されたカラーリングによって、ファッションにもこだわる洒脱な男というイメージも作ることもできる。機能的でありながら、クラシックなジェントルマンのウォッチの風格も備えた新作をぜひ手にして欲しい。
腕時計6万2000円/ポール・スミス ウォッチ、ジャケット5万5000円、ポロシャツ1万4000円、スラックス2万2000円、ベルト1万4000円/ポール・スミス(すべてポール・スミス リミテッドTel.03-3478-5600)

グリーン
6万2000円
ダイヤルにはイギリスの伝統色、ブリティッシュレーシンググリーン、
ストラップには高級感のあるグレインレザーを採用。
クォーツ、SSケース、42mm径

ネイビー
6万9000円
ポール・スミスらしい配色が美しい。
ロンドンを基準に時差の±で塗り分けられた「赤」が目を惹く1本。
クォーツ、SSケース、42mm径

ブラック
6万9000円
人気のメタルブレスレットの中でも、ライトブルーとネイビーの配色で、
落ち着いた印象が魅力のモデル。
クォーツ、SSケース、42mm径