1日300円!「森永卓郎ダイエット」の真相 家計と体にやさしい「低糖質」生活はこれだ

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安く、タンパク質が豊富で、低糖質と3拍子そろっている豆腐は、ご飯代わりにも(写真:marucyan / PIXTA)
体重は 89.8㎏、体脂肪率は30%超え、ウエスト114㎝。自身も認める極度の肥満体だった経済評論家の森永卓郎氏が劇的にやせた姿を、テレビなどで見て驚いた方も少なくないのではないでしょうか。
運動などさまざまな方法の組み合わせで減量に成功した森永さんですが、中でも徹底した「低糖質の食事」がその成功のカギを握っていました。『モリタクの低糖質ダイエット』でも紹介されたその実際を、ご本人に聞きます。

 

私は不摂生を絵に描いたような食生活を長年続けてきました。

朝起きてすぐにカツ丼をぜんぶ食べ切る、1日5食、平均睡眠時間4時間、ヘビースモーカー、さらに7年前には糖尿病を患い、薬と注射が欠かせない日々……。1日の摂取カロリーは、推定5000キロカロリー以上はありました。タバコも1日30本は吸いますし、運動も苦手なので、運動らしい運動もほぼしていませんでした。

そんな不健康な生活がたたり、当時の私の体重は89.8㎏、体脂肪率は30%超え、ウエスト114㎝という極度の肥満体になりました。加えて2009年、医師から「糖尿病」と診断されさらには「尿路結石」を患い、医療費が毎月1万円以上かかっていた時期もあったほどでした。

そんな私の劇的な変貌ぶりは、テレビCMなどで多くの方々がご存じだと思います。実際に、4カ月で体重は69.9㎏へと19.9㎏減、ウエストは91cmへ23cm減、体脂肪率はなんと半減したのです。糖尿病も改善し、インスリン注射も投薬も不要な健康体になりました。

ぶっちぎりのデブが、なぜここまで劇的にやせられたのか? その原動力となったのは、「低糖質ダイエット」です。それもかかったお金は、1日300円だけです。

誰でもできる「プチ自炊」が成功のカギ

低糖質ダイエットを経済的かつ効果的にやるなら「自炊」が一番です。外食メニューで糖質を控えるのはかなり難しいからです。

料理はほとんどしたことがない……という方でもまったく問題ありません。自炊といっても大半は「材料を放り込んで煮るだけ」の鍋料理と、「焼くだけ」のフライパン料理。誰でもできる、驚くほど簡単なものばかりです。

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