女ことばと日本語 中村桃子著

女ことばと日本語 中村桃子著

日本語には、なぜ「女ことば」があるのか。一般的には女性が男性と違う女らしい言葉を使ってきたので、それが女ことばになったと考えられているが、著者によればそれほど単純にでき上がったものではないらしい。そもそも人が言葉を使うときは、男女の区別なく時と場合に応じて使い分けるのが普通だし、方言に男女の違いはない。

多様な女性の言葉遣いがどのようにして女ことばとしてまとめられていったのか。鎌倉時代から第2次世界大戦後までのさまざまな文献の女ことばに関する記述をたどりながら、その形成過程を追う。女の言葉遣いが女性らしさの規範となり日本語の伝統となっていった、政治的・経済的な背景が探られる。

岩波新書 840円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
新型機「スイッチ」がヒット<br>任天堂の復活は本物か

任天堂の「Switch(スイッチ)」は発売から半年以上を経ても品薄が続く。開発キーマンを直撃。さらに君島達己社長にもインタビュー。「この業界は天国か地獄。今は天国が見えてきた」。