頭の中を「仕分け」するだけで"成果"が変わる 一流の人はなぜ「シンプル思考」なのか?

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一流の人は「シンプル思考」の持ち主が多いようです(写真:jannoon028 / PIXTA)

「一流のビジネスパーソン」と聞いて、どんな人をイメージしますか?
外資系コンサルティング会社に勤務し、高級スーツに身を包んで格好良くプレゼンする人、高度なスキルを持って圧倒的な実績を残す人……。私のまわりにもそんな方はたくさんいますが、実際に結果を残してまわりからも評価が高い人には共通点があります。それは「思考がシンプル」ということです。

グーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏は「成功はシンプルから生まれる」と語り、元LINE社長の森川亮氏は「シンプルに考える」ことの効用を説いています。これはビジネスパーソンだけではなく、スポーツにおいても同様で、一流の人ほどシンプル思考の持ち主です。いったい、一流とそれ以外を分ける思考の違いはどこにあるのでしょうか?

問題を小さなサイズに「仕分け」する効用

仕事をしていると誰もが、スランプに陥る瞬間があります。期待していた案件で受注ができなかった、お客様からクレームを受けた、目標が未達に終わった、などなど。また、スポーツ選手の場合でも成績不振やケガで欠場するなど、その例は枚挙に暇がありません。

スランプに陥るような問題が発生した時、人は2つのタイプに分かれます。頭の中がゴチャゴチャして、次の行動の第一歩目が出にくくなるタイプ、もう一方は頭の中を整理してシンプルに物事を捉えるタイプです。あなたはどちらのタイプですか?

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