株式市場の分岐点は1月12日と3月11日だ

2016年の日経平均は1万8000~2万3000円

新国立競技場のデザインがようやく決まった。2016年は日本株にとって、オリンピックや国土強靭化がますます大きなテーマになりそうだ(写真:Rodrigo Reyes Marin/PIXTA))

12月18日、日銀による異次元緩和の補完措置の導入が発表され、日経平均株価は取引時間中には25日移動平均線(以下、25日線)を上回り、1万9869円まで上昇する場面がありました。しかし、25日線が下向きで推移していたことで終値では押し戻され、ローソク足は1日としては非常に値幅が大きい「上ヒゲの長い陰線」を形成しました。

まるで、2万円に向けて「ジャブ(ボクシングでいうところの力をあまり入れずに放つパンチのこと)」を打つような「往って来い」の動きとなり、少し嫌なムードを残す形となりました。

強気パターンか弱気パターンか

こんな珍しいローソク足になるときは、以下のことを少し気にかけておいてください。今回発生した「上ヒゲの長い陰線」を中心に、過去と未来が同じ時間を経過するタイミングで重要なことが起きうるということです。

たとえば、日経平均が直近高値を付けた12月1日から「上ヒゲの長い陰線」までの時間と、将来同じ時間が経過するのが1月12日となります。また、中国ショックで急落した直後に安値を付けた9月29日から「上ヒゲの長い陰線」までの時間と、将来同じ時間が経過するのが3月11日になる、ということで、そこが次の高値や安値を付ける分岐点になるかもしれないということです。

この「ジャブ」が単なる「アヤ戻し」であれば、12月15日安値(1万8562円)を下回る可能性が高く、12月1日高値(2万0012円)を起点とした下落トレンドの「二段下げ目」を確認することになります。一方、この「ジャブ」が「上昇の前の準備運動」であったならば、このまま12月1日高値を上回るはずなのです。そうなると、9月29日安値(1万6901円)を起点とした上昇トレンドは逆に「二段上げ目」に入ったと確認できます。

ただ、現在のところは12月1日高値を上回っていませんし、15日安値も下回っていないため、強気か弱気かの勝負がついていません。2016年の前半相場を占う上でも、どちらになるかの方向性が重要なカギとなりそうです。

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