「正月太り」を早めにリセットする3つのコツ 食べ過ぎで増えた体重を効果的に落とすには

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具体的なリセット法の話に入る前に、まずマインドの上で軽く「ウォーミングアップ」しておくのがおすすめです。

「あぁ、ちょっと太っちゃったなぁ……」と感じたら、何はともあれ体重計に乗り、続いて鏡で全身をチェック。実際にどのくらい体重が増えているのか、体がどんなふうに変化しているかという「現実」を自分の目で確認するのです。この意識づけによって、このあとお話しする「リセット」へのモチベーションを高めることができるからです。

「リセット」の3つのポイント

では、具体的なポイントを3つほど挙げてご説明します。

① 夕食のみ「通常の半分」に減らす

お休みの前後で溜まった仕事を効率よく片づけていくためには、朝から頭をフル稼働させなければいけません。朝食・昼食の減らし過ぎは、仕事効率にダイレクトに悪影響を与えてしまうので避けるべきです。

この観点でいえば、ある程度、摂取カロリーを抑えても構わないのが夕食。リセット期間は、夕食は通常の半分ぐらいのカロリーに抑えます。

やり方としては、「全体的に減らす」「おかずだけにして、ごはんは食べない」など、自分に合った減らし方でOKです。ただ、糖質の摂り過ぎは脂肪になってしまいますから、炭水化物の量はいずれにせよ控えめにしましょう。

② 「満腹感」と「痩せ栄養素」を備えたごはんを食べる
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いつもより食べる量を減らすことで、口寂しさを感じることもあります。その点、野菜やきのこ、海藻、こんにゃくなどは、低カロリーな上、適度な噛みごたえがあって満腹感も得られますので、食事量やカロリーを抑えるためにも、積極的に食べたいところです。

加えて、これらの食材は「食物繊維」が豊富。食物繊維は糖質の消化・吸収をゆるやかにするほか、脂肪の吸収を抑え、腸の中をきれいにして調子を整える働きもあるなど、リセット食にはうってつけです。

また、野菜に加えて肉・魚・大豆製品などのおかずもリセット食には重要です。これらの食品に多く含まれるビタミンB群は、「三大栄養素」と呼ばれる炭水化物・たんぱく質・脂質を分解してエネルギーにする「代謝」のプロセスに必要であるため、リセット食には欠かせません。こうした働きから、ビタミンB群は「痩せ栄養素」といえるでしょう。

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