自意識過剰が日本人のプレゼンをダメにする

話の「幹」を見失わないようにしよう

Rina / PIXTA

前回は、日本人のプレゼンが「枝葉末節」にこだわりすぎていること、完璧を目指さなくても「ヘタウマで十分」であることを書かせていただいた。別に「滑舌や声は重要ではない」ということではない。

もちろん、声が通り、言葉が聞き取りやすいのに越したことはない。コミュ下手な筆者も、ボイスレッスンを受けてみたり、アクティングスクールに行ってみたり、ボディランゲージのスペシャリストにジェスチャーのコツを習いに行ってみたり、一通りの「基礎知識」はかじってみた。

確かにコミュ力は技巧で向上する

そこでわかったのは、声を極めるには、きわめて専門的な知識と継続的な練習など大変な努力が必要ということ。声をコントロールするだけで、人に与える印象力も大きく違ってくるし、自由自在に使いこなせれば、コミュ力は大きくアップするのは事実だ。

一方で、そもそも自分に才能がないことを補うために、声やジェスチャーなどの「技巧」の上達に徹底的にこだわった結果として、わかったこともあった。それは、日本人のプレゼン、コミュ力には最も大事な何かが絶対的に欠けている、ということだ。

「それが何か」を知るためにも、まずは参考になる「ヘタウマプレゼン」をいくつかご紹介したい。ここで挙げる方々の話し方が「下手」ということではない。ただ、世間一般から「うまい」と言われているスティーブ・ジョブズなどのような王道プレゼンの「型」からは少し外れた、味わい深く、心を打つプレゼンということだ。

次ページ勇気の出るプレゼン3選
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
あのころ銀行は<br>無茶苦茶だった

『住友銀行秘史』の著者で元・住銀取締役の國重惇史、元イトマン顧問弁護士の河合弘之、元長銀取締役の箭内昇。平成の金融バブルの最中に起きたイトマン事件の真相と教訓を語る。