丸の内に高級チョコ店がここまで集まる理由

名だたるブランドに選ばれる街の魅力とは

シャンパンカラーが美しい丸の内・仲通りのイルミネーション。クリスマスイブにはカップルでにぎわう

東京・丸の内。JR東京駅を文字どおり「丸の内口」方面に出て目の前に広がる高層ビル群は、120ヘクタールのエリアに、約23万人の就業者、約4000社の企業が集まる。皇居や霞が関にも近く、日本の中心部であり世界にも通用するビジネス街として知られる。

そんな丸の内には意外な顔がある。実は銀座や表参道と並ぶ日本を代表する高級チョコレートの街なのだ。

12月12日、パリを拠点にする世界のトップショコラティエ「ジャン=ポール・エヴァン」が、日本で初の業態となるチョコレートバーを丸の内にオープンした。上質なお洒落を楽しむ男性のためのセレクトストアの一角にあり、店内には落ち着いたチョコレートカラーのカウンター席やスタンド席を備え、男性も違和感なくチョコレートを楽しんでいる。

丸の内には、ジャン=ポール・エヴァンに限らず、高級チョコレートブランドがひしめく。フランスの「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」「パティスリー・サダハル・アオ キ・パリ」、スペインの「カカオサンパカ」、ベルギーの「ゴディバ」「ドゥバイヨル」、日本の「ショコラティエ パレ ド オール」。王室御用達ブランドや老舗ブランドをはじめ、スイーツ、チョコレート好きなら知らない人はいないような有名ブランドだ。

銀座や表参道のようなファッションが前面に出ている街ならともかく、なぜ丸の内にこれほど高級チョコレートブランドが集まっているのだろうか。

パリに似た美しい街並み

「ジャン=ポール・エヴァン チョコレート バー」を丸の内に出店した理由を、JEAN-PAUL HÉVIN JAPON社長の楠善光さんはこう語る。「私たちはいかに感度の高い方が集まる場所に出店するかを考えます。パリの北マレ地区にもこのスタイルの店舗がありますが、ビジネスマン、クリエイター、そして観光客、食への感度の高い方が集うエリアで、丸の内に似ています」

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