同僚との付き合い方:円滑なコミュニケーションを実現するテクニック

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まず、距離は? 握手するのにちょうどいいくらいの幅が適切でしょう。それ以上近いと圧迫感が出て、逆に遠いと疎外感が出ます。机を挟んでの対話も多いでしょうが、座るときにうまく距離を工夫してみてください。

また、位置ですがこれは2パターンあります。対話するテーマの真剣度が高い場合は向き合って座る。逆にややライトなテーマの場合は相手の斜め45度で座ってください。まっすぐに向き合う方が緊張感も醸成されるからです。

最後に誠意を感じさせる「言葉づかい」誠意を感じる対話をする相手には誰でも好印象を持ちます。

「ちゃんと聞かなくては」と相手が前向きになるので、多少は言葉足らずでも趣旨が伝わることでしょう。

なので、あなたが同僚と円滑な関係を構築したいなら誠意を示す対話の工夫を知って損はありません。ここで基本的な対話の工夫を言葉づかいの基本を1つ紹介しましょう。それは?断定的な言い方は避けることです。相談や報告したい内容を正確に伝えることは大切です。

ところが「間違いありません、決まっています」と言った自己完結してしまった言葉遣いがあると「じゃ、こちらから何を言っても仕方ないか」と、相手は対話する意欲が下がります。対話の広がり(アドバイスや指導)の機会につなげるためにも意識していただきたいポイントです。

さて、紹介したものは一例です。ただ、こうした気配りを忘れないようにして同僚との関係を円滑にしてください。

 

※写真はイメージです。本文とは関係ありません。

 

 

高城 幸司(たかぎ・こうじ)
1964年10月21日、東京都生まれ。86年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。96年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(小社刊)など。

 

 

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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