翌日に仕事がある日は、飲んではならない 平日に飲めるのは一流の人の特権と考えよ

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さて、健康を害する可能性のあるものですが、食べるものもそうですが、タバコやお酒の頻度は務め人としてはやはり考えないといけません。ちなみに、私は学生時代にすでに禁煙をしていましたが、タバコをたしなむのは個人の自由ではありますが、やはり健康には気をつけたいものです。

飲酒ですが、私は翌日に仕事がある平日は絶対に飲みません。仕事へ少しでも影響が出る可能性を排除したいのもそうですが、やはり自分にとって「飲める」チャンスが多ければ多いほど健康を害する可能性も増えるような気がしているので、自分でルールを作っています。

平日に飲めるのは一流の人の特権

筆者は、翌日に仕事がある日はどんな飲み会であっても断ってきた!(写真:【Tig.】Tokyo image groups / PIXTA)

平日に飲めるなんてかなりのぜいたくであり、一流の人の特権のような気がしています。私のような者がそんな行為をすること自体、自分で躊躇してしまうのも原因です。したがって、相手が友人であろうと偉い人であろうと絶対に平日は飲みません。

じゃあ食べるものはどうかと言われると、これはまだ勉強中です。さすがに以前のような食生活は送っていませんが、根が貧乏性なのか家族などと過ごす週末はいいとしても、平日のランチは500円を超えると非常に損した気分になるので、選択肢がそもそも限られます。健康を考える以前の問題ですね。

さて、体を動かすことについてですが、これは自分のスケジュールに最初から組み込む(逆に言えばその時間はないものとしてほかの予定を調整する)、時間をかけずにできる環境を整える――の2点を実践しています。といっても特別なことをしているわけでなく、週何回かの筋トレ、そして最近始めたばかりの週末の早朝ジョギング程度です。本来はもっと体を動かす時間がとれるといいのですが、ほかの予定との都合もあり、継続するために無理をしないことを前提としています。

筋トレでいうと自宅に安価なダンベル、プッシュアップバー、腹筋ローラーなどの器具をそろえており、ジムの営業時間を気にしたり、会費を気にすることなく1回、1時間程度で自分のペースでやっています。

そして、継続性を担保するべく週末を含むスケジュールに、エクササイズしたい部分ごとの日程とメニューを自分で考え、最初からスケジュール化しています。やはり習慣化、そして自分にとってムリのない範囲でやる、ということが継続性につながります。

私自身、筋トレだけは体が強くないと激務はこなせないハズとの考えで、キャリアをスタートしたときからの習慣です。忙しさを言い訳にやめたことはありません。上記のような誰にでもできるちょっとした工夫が継続性につながったのでしょう。おかげで昔から体型が大きく変わることもなく、むしろ学生時代を含めてスポーツをやっていたことはありませんが、よく「何かスポーツをされていますか?」と聞かれるものです。

そもそも筋トレに限ったことではありませんが、運動といっても別にプロとしてその道を目指しているわけではありませんので、ポイントは自分が粛々とできる、自分のペースでやることです。

というわけで、健康のために何かしているかということに対しては自慢できることはありませんが、やはり何もしていない段階であれば上記のように自分の日常に、自分にあったペースでやりたいことを組み込む、ということから始めるのがいいのではないでしょうか。

西田さんが健康への第一歩を踏み出されることを応援しております。お互いに頑張りましょう。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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