東洋経済CSRデータの詳細分析で判明!「女性が活躍する企業」はここが違う《第1回》 ほとんど進んでいない女性従業員の役職登用

 

康之
日興フィナンシャル・インテリジェンス株式会社


 少子高齢化が進む日本では、団塊世代の退職が本格化し、今後、労働力不足の発生が懸念されている。そのため、企業は女性従業員が活躍しやすい職場環境を提供することで労働力を確保するとともに、従業員の多様性を企業活力の原動力として活かそうとしている。一方で女性従業員の管理職への登用は、男性従業員に比べて遅れているのが実情である。

 しかし、個別に見ると、多くの女性従業員が活躍している企業もある。そのような企業の特徴を明らかにすることは、わが国の労働市場の動向ばかりではなく、企業のあり方や社会システムの変化を占う上でも意義があると思われる。そこで、全4回にわたって、東洋経済の『CSR企業総覧』2012年版掲載企業のうち、上場企業(1052社)のデータを用いて、女性従業員が活躍する企業の特徴を、(1)企業の資本構成、(2)企業の両立支援施策などの社内制度、(3)企業の収益性の3つの観点から考察する。

 1回目の今回は女性従業員の現状を確認する。女性従業員の活躍度合いを測る指標として、次ページの図表1に示した6つの指標を用いる。参考として各指標の総人数も掲載した。 

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