最愛のペット、離婚時に「親権」はどう決まる

法律上は、人と同じようには扱えないが…

「妻と離婚協議中。結婚後に飼い始めた猫を引き取りたいが、妻も譲らない」といった相談が増えています(写真:Ryhor Bruyeu / PIXTA)

犬や猫などのペットを、家族の一員として大切にしている人が多い昨今、離婚する際、「どちらがペットを引き取るか?」でもめる夫婦は少なくないようです。

「妻と離婚協議中。結婚後に飼い始めた猫を引き取りたいが、妻も譲らない」といった相談は、弁護士ドットコムの法律相談コーナーにも数多く寄せられています。

結婚後に飼い始めたペットの親権は、夫と妻のどちらに認められるのでしょうか? ペット問題に詳しい細川敦史弁護士に詳細な解説をしていただきました。

夫と妻、どちらがペットを引き取れる?

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

A. ポイントはペットの「所有権」が誰にあるかです

現在、個人に飼われている犬猫の頭数は約2000万頭(2014年10月、一般社団法人ペットフード協会による推計)と、15歳未満の子どもの人口(2015年3月、総務省統計約1617万人)を大きく超えています。

犬は番犬として外につなぎ、猫は外飼いといったかつての関係から、「家族の一員」、さらには「かけがえのない存在」と考える人が増えています。いわゆる 「ペットの親権」(法律用語ではありません)は、ペットを人生のパートナーとする人が増えてきたことに伴い、新たに発生した問題といえます。

次ページ話し合いで決着がつかない場合は…?
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
ビームスの流儀

1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。