「ASIMOは必ず商品化する」--ホンダの開発者がロボットの事業化に意欲

拡大
縮小

また重見研究員は東洋経済の取材に対し、ASIMOの事業化に強い意欲を示した。「ASIMOの商品化は必ず実現する。周りからは早いと言われるが、むしろ開発陣は(事業化に)一気呵成に取り組んでいる」(同氏)。

現時点では、博物館や空港における案内役など、公共の場での利用を想定する。そのためにASIMOに対し、人との共存を可能にする技術や機能をさらに追加する考え。現在、ホンダでは、福島第1原発の事故に伴う東京電力の要請を受け、ASIMOの技術を応用した「作業アームロボット」も開発中。ホンダのロボット事業の具体化は、それほど遠い時期ではなさそうだ。

(写真は昨年11月に先行公開された新型ASIMO)

(並木 厚憲、撮影:風間仁一郎 =東洋経済オンライン)

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT