地下水は語る 見えない資源の危機 守田優著

地下水は語る 見えない資源の危機 守田優著

井戸水や湧き水として身近な地下水。2011年現在、日本の生活用水と工業用水の約25%が地下水であり、都市用水の水源として今も重要な位置を占めている。一方、都市化の進行で地下水の大量利用が続いた結果、1960年から70年代にかけて、地盤沈下や湧き水の枯渇という環境問題も発生。都市部では水循環の機能不全を引き起こし、この問題は今も解決していないと著者は指摘する。

長年、都市河川の研究に従事してきた専門家が、日本の地下水開発と環境問題の歴史について解説。広域的に流動する存在である地下水を「私水」としてとらえてきた制度の問題も指摘し、これからの地下水との付き合い方を資源、環境、文化の面から考える。

岩波新書 798円

  

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