商業施設大手のイオンモールが、幕張に新機軸の旗艦店開業を発表、“コト消費”シフトでeコマースに対抗

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メーカーとのコラボショップ出店も検討しており、「商品へのこだわりが強い“千葉都民”(東京都内に勤務する千葉県民)の消費の受け皿になる」(同)という狙いもある。

新機軸のモール戦略を打ち出した背景には、eコマース(ネット通販)の成長がある。「これまで15年間、似通ったモールばかり作ってきたが、これからの時代はただ単に買い物をするだけであればeコマースで済んでしまう。13年度に7モール、14年度に10モールと出店を加速させていく中で、体験型店舗に大きく舵を切っていく」(岡崎社長)。

流通業界でネットとリアルの融合が進む中、幕張新都心での取り組みはイオンモールにとって重要な試金石となりそうだ。

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(猪澤顕明 =東洋経済オンライン)

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