村上世彰氏「相場操縦する意図も理由もない」

オフィシャルサイトを開設

 12月4日、村上世彰氏は自身のオフィシャルサイトを開設し、金融商品取引法(相場操縦)に違反した疑いで証券取引等監視委員会から強制調査を受けているとの報道について声明を発表した。写真は東京証券取引所で行われた記者会見。2006年6月撮影(2015年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

[東京 4日 ロイター] - 村上世彰氏は4日、自身のオフィシャルサイトを開設し、金融商品取引法(相場操縦)に違反した疑いで証券取引等監視委員会から強制調査を受けているとの報道について声明を発表した。同氏が保有し相場操縦をしたと報じられたTSIホールディングス <3608.T>の株式で「相場操縦をする意図も理由もなく、市場を混乱させようとしたこともない」と全面的に否定した。

村上氏はまた、相場操縦は、時価総額が500億円を超えるような規模や取引量の大きな株式においては、1)大量の見せ玉、2)自己クロス取引による出来高の増加、3)風説の流布などをせずに行うことは事実上、不可能と思われ、「私は上記の3点の手法は一切行っていない」と述べている。

相場操縦の疑いがあると報じられたTSIについて村上氏は、前身の東京スタイルの時期から15年以上の株主で、2014年5月末時点の保有株数は約400万株、6月末は約280万株、7月末は約140万株だったと明らかにした。

その後、15年1月ごろTSI株をすべて売却したが、別の投資先である「アコーディア・ゴルフ <2131.T>の投資資金を確保するためにTSI株をできるだけ高く(出来る限り株価が下がらないようにして)売ることだけを考えていた」としている。

他人名義の証券口座を複数使う「借名取引」によって、空売りで大量の売買をしながら株価を下げ、利益をあげたとの一部報道については「そのような事実は全くない」と否定した。

村上氏自身が株式の売買の発注権限をもつ関係会社で保有していた約400万株のTSI株式を、借名取引ではなく、この関係会社で空売りし、最終的に関係会社自身で持っていた現物株をトストネット取引で決済しただけと説明。複数の口座を使って空売りをした理由は、現物株の売却ではなく、空売りをすることで、「保有株が減少しても、株主名簿上の議決権を維持し、引き続き企業価値向上のための影響をTSI経営陣に与えるため」と、「各社それぞれの資金調達の問題などもあった」という。

(江本恵美)

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