8.5グラムの活動量計が、生活の質を高める これまでの常識を覆す軽さ

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東洋経済オンラインの記事で、Apple Watchとエクササイズ機能について、アップル本社でインタビューを実施した際、円形の3連リングによる表現によって、達成度を一目で分かりやすく表す工夫をしている点が興味深かった。

SHINE 2の表面には12個のLEDが配置されており、タッチセンサーとバイブレーションも内蔵。タップすることで時間を確認したり、その日の目標の達成度を確認することもできる。またApple Watchにも用意されている、座りっぱなしであることを伝えるアラームや、電話、メール着信を、バイブレーションで知らせてくれる。

もちろん、スマートウォッチのように文字を表示するディスプレイはないが、スマートフォンと組み合わせて着信のお知らせをアシストしたり、アプリを開かずにその日の運動の状況を確認できる点で、機能に不足は感じなかった。

睡眠の計測機能が秀逸

アプリは、非常にシンプルで美しい表示。その日の活動量は円グラフで表現されており、その活動量が、どんな種類の運動によってもたらされたのか、という内訳を知ることができる。また、以前の記録を上回ると、「パーソナルベスト」などと表示し、目標の到達度も測りやすい。その日の目標を達成するまで、後どれだけの時間の運動をすればよいかがわかる点もうれしい。

アプリは、非常にわかりやすい表示

そして、筆者が最も気に入っているのが睡眠の計測機能だ。

睡眠時にSHINE 2を身につけておくと、浅い眠り、深い眠り、起きている時間を計測し、眠りの「質」を測ることができるようになる。もちろん、計測を行うだけで質の改善になるわけではないが、寝る前、寝ている最中などのより良い睡眠環境作りへ向けた「工夫」を行うキッカケになるだろう。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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