三菱自の株主総会は無配継続や株価低迷に批判相次ぐ

三菱自の株主総会は無配継続や株価低迷に批判相次ぐ

三菱自動車は26日、東京・品川の品川プリンスホテルで第43回定時株主総会を開催した。定刻の10時に開始した総会は、監査役の報告に続き、約26分間の益子修社長による事業報告を経て、10時32分から株主からの質疑応答に入った。  

1999年3月期から無配が続いていることや、2ケタ台にとどまる株価に厳しい批判が集中した。一方、ディーゼルエンジン搭載車や軽自動車など今後の新車種投入など商品戦略に対する質問も出た。

真っ先に質問に立った株主は「10年以上無配だが、企業努力が足りないのではないか」と語気を強め、会場からは拍手が起こる場面も。優先株処理の進展がなく、無配が続く現状に株主は憤りを隠さない。この指摘に対し、青砥修一常務は「無配については役員一同申し訳ないと思っている。役員報酬のカットも継続している」と述べ株主に対して理解を求めた。

また、今後投入予定の新車種に対する質問も相次いだ。商品戦略を担当する上杉雅勇副社長は「近々、ポスト新長期に対応したディーゼルエンジン車の投入を予定している」ことを明らかにし、マツダ「CX−5」などライバル車種に対抗していく姿勢を示した。軽自動車に関しては、「あと1年待ってほしい」(益子社長)と述べ、13年に発表する日産との共同開発車に「期待してほしい」(同)と株主に呼びかけた。

一方、ある株主から「運転免許証を差し込まなければ運転できない車を作り、安全性に注力してほしい」との提案も出た。益子社長は「私どもだけではできないが、(業界団体の)自工会(日本自動車工業会)で提案してみたい」と前向きな姿勢を示した。

議決権を行使できる株主36万9865人(議決権個数553万7278)に対し、総会開始時点での出席株主は書面、ネットで議決権を行使した株主を含めて9万8710人(同353万9702)。会場参加者は1239人(昨年1472人)。質問に立った株主は11人(昨年も11人)だった。

11時44分には質問も尽き、取締役、監査役選任の2議案は承認された。所要時間は106分(昨年96分)で、11時46分に閉会となった。

(又吉 龍吾 =東洋経済オンライン)

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