ベンツ、輸入車首位返り咲きへ周到な仕掛け

コンパクトカー「Aクラス」で狙う客層は?

テクノポップユニット「パフューム」をCMで起用

今年、実に16年ぶりとなる輸入車首位の座の奪還が見えてきたメルセデス・ベンツ日本(MBJ)。その好調を牽引してきたコンパクトカー「Aクラス」を11月26日にマイナーチェンジ。エンジンやサスペンションを改良し、LEDヘッドライトの機能も向上させた。

2013年のフルモデルチェンジの際には、エヴァンゲリオンを手掛けた貞本義行氏によるアニメーションをCMに起用。同年のAクラスの年間販売台数は1万2400万台を越えて過去最高を記録、それまでMBJの主力だったCクラスを抜いた。

価格は手が届きやすい296万円から

今回のモデルチェンジでは、前回と同様に貞本氏がキャラクターデザインを担当し、テクノポップユニットのPerfume(パフューム)をアニメーション化して登場させる。

Aクラスには5つのモデルが用意されており、もっとも安いモデルは296万円からと手に届きやすい価格に設定されている。売れ筋は安全装備のオプションを充実させた、下から2つ目のモデル(326万円から)だ。

ベンツといえば、年間1万5000万台以上を販売することもあるCクラス(427万円から)や、Eクラス(687万円から)、Sクラス(998万円から)などの高級車種をイメージしがち。しかし、ここ数年はコンパクトで200~300万円台の低価格帯車種を拡充し、国産車からの乗り換え客獲得を目指してきた。

MBJは「ニュー・ジェネレーション・コンパクト・カー」と呼ぶAクラスをベースにした五つの小型車を戦略5車種に位置づけている。「CLA」や小型SUVの「GLA」(ともに351万円から)など小型車種に注力することで、以前の高級路線では囲いきれなかった新たな客層を獲得してきた。

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