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100万会員を獲得した音楽アプリとは USEN

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2015年は日本の音楽産業にとって、大きな転機の年として記憶されるのではないだろうか。国内ではレコード会社とIT企業がタッグを組み音楽聴き放題のストリーミングサービスをリリース。また外資系サービスの上陸も相次ぎ、メディアでは「音楽ストリーミングサービス元年」との表現が目立つ。それだけ、音楽は生活に、少し大げさに表現するならば人生にとって大きな存在になっているのだとも言えるだろう。実際、音は、私たちをいろいろな世界に連れ出してくれる。

しかし、音楽ストリーミングサービスは、今年になって突然現れたものではない。すでに、2年近く前から先行して定額聴き放題の音楽ストリーミングサービスが提供されていたのをご存じだろうか。USENが提供する「スマホでUSEN」だ。

「スマホでUSEN」とはその名のとおり、スマートフォンで手軽にUSEN放送を楽しむことができる音楽アプリ。月額わずか490円(税別)で1000を超えるチャンネルが聴き放題。多種多様なラインナップから好みに合わせたコンテンツを楽しむことのできるサービスだ。

USENが創業されたのは1961年。それから半世紀以上の間、有線ラジオ放送を通して、日本全国あまねく音楽を届けてきた。飲食店や小売店などで流れるUSENを一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

人々と音楽との接点を作り続けてきたUSENにとって、スマホをツールとして使用するというサービスは、自然な流れだったのだろう。「スマホの浸透を目の当たりにし、またその機能や通信環境が充実する流れを見て、これからの時代はスマートフォンで音楽を楽しむことが当たり前になると確信しました。とうぜんUSENをスマートフォンで楽しみたいと思う方も増えていくだろう。そう考えたのです」と語るのはUSENデジタル配信サービス部部長菊池聡氏だ。

デジタル配信サービス部
部長
菊池 聡

実際、通信ネットワークでは第3世代移動通信システム(3G)が登場し、以前よりも高速な通信環境が整備されつつあった。「そうして、まだダウンロード型の音楽配信サービスが主流の時代、ストリーミングサービスという言葉が世に浸透する以前の2013年12月、他社に先駆ける形で『スマホでUSEN』のサービスをスタートさせました」と菊池氏は続ける。

現在ではさまざまな音楽ストリーミングサービスが登場しているが、そうした中で「スマホでUSEN」は3つの特徴でユーザーを拡大しており、2015年10月1日には累計登録者数が100万会員を突破した。「スマホでUSEN」が選ばれる理由はどこにあるのだろうか。

どんなチャンネルが人気なのか?

何よりも、「スマホでUSEN」の最大の特徴、それはラジオ型サービスであることだ。自ら選曲することで音楽が聴けるように設計されているオンデマンド型の音楽ストリーミングサービスとは異なり、「スマホでUSEN」ではあらかじめ曲目がラインナップされており、文字とおりラジオを楽しむように楽しむ。しかも、「スマホでUSEN」では1000を超えるチャンネルを提供、好みやジャンルに合わせて好きなチャンネルを選ぶことができる。

豊富なチャンネルラインナップはJ-POPからクラシックまでのジャンル別、R35といった年齢別、90年代の洋楽などの年代別まで幅広くカバーする。チャンネル内で流れる楽曲は100人を超える専門スタッフが独自に選曲。そのため好みの音楽はもちろん、思わぬ楽曲との出会いや発見、再会があるのもラジオ型サービスの醍醐味だ。

また「スマホでUSEN」ではシーン別のチャンネルも充実させている。ビジネスマンに人気なのは「集中できる音楽」や「脳のストレス解消ヒーリング」など。「たとえば、カフェでよく耳にする音楽が聴きたいと思っても、なかなかそうした曲にアクセスすることが難しいケースがあるでしょう。ヒーリング系の音楽に浸りたいといった願いもしかりです。しかし、『スマホでUSEN』ならば『居酒屋ジャズ』や『泣けるHEALING』といったチャンネルを選べば、音楽業界で長年培ってきたノウハウを持つUSENならではのラインナップを楽しむことができるでしょう」と菊池氏はほほ笑む。

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